掃除をし、空を眺め、物語を楽しむ

今年の春に、子どもらに「自分の部屋が欲しい」と言われ、それまでぼくが書斎として使っていた部屋を開け渡しました。

もちろん家を建てた時に将来子ども部屋にする予定の部屋をぼくが間借りしていたのでその件は問題ないのです。

なので本来ぼくの書斎にする予定が、物置になっていた部屋を開拓することにしたのですが、これまで物置だったのでエアコンもなく、なので夏の間はとてもいられず、完全に神経質なぼくが悪いのですが、バラエティ番組やYouTubeのけたたましい音も、床が見えないくらいモノが置かれているリビングも苦手で、家でくつろげない状態が続く夏でした。

それが、だんだんと朝夕は扇風機を強にすれば過ごせるようになってきたので、最近は新しい秘密基地を作っています。

まだまだ自分以外のものもあれこれとある部屋ですが、自分の好きなものが並んでいるコーナーのある静かな部屋はいいです。

そんな部屋で、本や漫画を読んだり、録画していた日曜美術館なんかを見ていると、自分の心の中の本棚も空っぽになってたんだなーと改めて実感します。

これまで公募展に出すための絵を描くために、せっせと隙間時間を寄せ集めてたのですが、全然思うように描けなかったのは、描きたいものを生み出すための心の栄養が枯れてたのだろうなーと、やっぱ、アウトプットとインプットのバランスは大事だなーと、またしてもそんなことを思いました。

新しい書斎部屋の掃除を進めてもっと自分好みにして、窓から空を眺めてぼーっとしたり、いろんな物語を楽しんで、心のビタミンを補給したいなと思いました。

部屋ができるまではデジタルの落書きを楽しみます。