こんにちは、りとです。
聞くところによると、東京では17日連続で雨らしいですね。8月に入ってからずっと雨だそうで、うちの子どもたちも小学校、幼稚園とそれぞれから夏休みの記録帳をもって帰っていて日々書いているのですが、東京の子どもたちは17日連続傘マークを書いてるのか、晴れマークを書いてないのかと思うとかわいそうだなーって思ったりします。
というか、経済損失も二千四百億円になるという試算がすでに出てるんですね!?おそろしや…。
こういう時はぼくのようなインドアの趣味が多い人間が経済を回さないといけないですね!重大な使命に武者震いを覚えます…!
「カラー&ライト」という本を買いました。
ぼくは年に2回、夏と冬のボーナスの時に金に糸目をつけず絵画関係の本を買う事にしています。いくらデジタルで高画質な画像を見る事ができても、手元でパラパラめくる事ができるのはやっぱ楽しいし、本棚が育っていく感じも好きなアナログ人間なので大事な楽しみの1つなのですが、今年の夏はこの本を買いました。
普段は画集が多いのですが、久々のテクニック本です。
- 作者: ジェームス・ガーニー(James Gurney),平谷早苗,株式会社Bスプラウト
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2012/01/30
- メディア: 大型本
- 購入: 15人 クリック: 158回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
テクニックといっても、ハウツーやメイキングはありません。
西洋の絵画の歴史から始まって、色がどういう風に認識されるようになっていったか、それを画家たちはどういう風に絵に取り入れて行ったか、 画材はどういう風に進化して行ったか、というあたりについて、丁寧に関係する絵を追いながら読んでいく本です。
書かれている文を読んで、添えてある絵を見ながら「なるほどなー」ってできる仕組みなんですね。そして、画材を問わず「描く」活動全てにフィードバックできる話が展開されていきます。
なかなかに面白いです!
理論と技術は両輪
ぼくは高校時代絵画教室に通っていました。
そこの先生は、「こうしなさい」とあれこれ指導してくれました。
「なぜか」は教えてくれなかったので、よくわからずに言われた通りやってたのですが、大学に入ってから、絵画論とか知識の授業を受けると面白い体験ができたんです。
「あの時の絵画教室の先生のいってたやつはこれか!」
という点と点が繋がる楽しさです。
個人差はあるかと思いますが、訳のわからない絵画の理論について、ぼくの場合、実体験が先にあったから理論がするする入ってくるところかがありました。
これはぼくの認識なのですが、絵って「なんでもあり」って訳じゃないんですよね。ちゃんと「式」と「解」がありますよね。ただ、「解」に対しての「式」が無数にありすぎて時と場合と立場によって最も良い「解」が変わるので「なんでもあり」に見えちゃうんだと思います。
だからもう、とにかく無数にある式をあれこれ使いまくって解を求める活動をし続けるしかないし、そのためには式をたくさん知らなきゃいけない。
知ってる式だけでいくら問題をといても表現の幅は広がらないし、かといって知ってる式をやみくもに増やすだけじゃ使い方がわからない。
ここが絵の辛さであり楽しさなんでしょうね!
…とまあ、今日は語ってしまいましたが、盆休みサービスで絵の制作が進んでいないぼくでした。
一応描こうとはしてるんですよ?
ぼくの夏の課題「水着のポロナ姫」です。「夏の浜辺は日差しがまぶしいですわ…。」ってしてるシーンです。
「ポロナ姫ってだれ?」って思われた方は、こちらをご覧になってください。
ぼくがブログで描いてる漫画の登場人物です。