こんにちは、りとです。
1年くらい前だったと思うんですが「とある俳優さんに似てると最近よく言われる」みたいなことを書いたことがありました。
今年も方々で言われました。
職場の若手に言われ、営業先で言われ、美容院で言われ、居酒屋の大将に言われ、娘の友達のお母さんに言われ…
客観的に見れば「これだけ言われるということは似てるんだろうな、ふふ…」、と思えばいいものの、鏡に映る自分がどうしても似てると思えない。アマチュアとはいえ絵描きとして、冷静に対象を観察できないのは致命的とも思いながらも、こればかりは仕方ない…。
なぜならぼくには大きなトラウマがあるからなのです!
今日はその話をします。
中1の頃から今の顔でした
小3の頃、音楽の授業が嫌いになりました。歌が全く歌えなくなったのです。あとで自覚したのですが、声変わりでした。小3でぼくの声は、バスよりさらに低い音域になってしまったのです。
ぼくの前に敷かれた「大人の階段」はどうやらエスカレーターだったらしく、ぼくは小学校高学年の頃にはとうに「ランドセルと半ズボンの似合わない容姿」になってしまっていました。
中学に入るとさらに悲惨でした。
ちょっと色気付いてきたものの、中学生の知識と財力では何をどうすれば自分がよく見えるのかさっぱりわからず、自転車通学の時に着用しなければならないヘルメットをかぶった自分はもはや「工事現場の人(ベテラン)」でした。
ブレザーの高校に入学しました。今度はどこからどう見ても「サラリーマン」です。
平日の放課後、公園で友達と待ち合わせをしていたら近所のお母様方から「怪しい人が公園をぶらぶらしている」と通報されました。(「リストラ」が社会問題になり自殺するリーマンがニュースになってた頃です)
休日、家に化粧品の訪問販売の人がやって来た際にぼくが玄関を開けると「奥様はご在宅ですか?」と言われました。
今後、神様に会う機会があったらぼくは真っ先に「年相応の顔した10代を過ごしたかったです」と伝えることでしょう。
20代半ばで楽になりました
25歳をすぎると、まわりの同級が自分の顔に追いついて来た感がありました。
そして30歳が見えて来た頃、自分の顔が中学の頃からそんなに変わってないことに気がつきました(疲れて気を抜いた時は例外です)
今年37際になりましたが、笑った時のシワやヒゲの跡が濃くなってきたものの「年齢より若い」と言われ、やっと「解放された」感はあります。
それでもやはり、今までの人生の苦悶から「俳優さんに似てる」と言われても「そんなはずはない!」って思ってしまうのです。
え?誰に似てるって言われるかって?それはファンの方から苦情が来そうなので言えません。
老け顔で落ち込んでいる若者の皆さん、30歳からが本番です!
昔からよく言われることですが、早く老けた人はあとで老けなくなるのは本当かもしれません。
今、「老けてることで人生を謳歌できない」と思ってる若人の皆さんは「今は自分のターンではないだけ!」と思いながら、来るべき時のために、虎視眈々と内面磨きをしてるといいと思います!
きっと、あなたのターンは来ます!!
でも、10代の頃にも自分のターンを楽しみたかったぁ…(遠い目)
そして、息子の顔が少年期のぼくの顔にあまりに似ているため、彼の10代が心配な今日この頃です…。