伊達男に憧れて

お気に入りのフレグランスが販売中止になりました。

在庫があるうちに買ってたのですが、それもなくなりつつあって、これからどうしようかと思っています。

10代で及川ミッチーさんに感化されたぼくは、色っぽい大人の男になりたいと願うようになりました。

色っぽいと言っても、別に多くの女性と関係を持ちたいとかそんなんではなくて、なんていうんでしょう?「カッコいいですね」ではなく「ステキですね」と言われるようになりたいって感じです。

その中にはレディファーストというか、扉を先に譲ったり、日常会話の中にに「その服似合いますね」と言ってみたり、そーいうのスマートにやってても不自然じゃない人間になりたいなぁ〜って思ってきました。

で、アラサーの頃はわりと上手くやれてた気がするんですよ。

評判も良かったし。

おべんちゃらだったのかもしれませんが、真に受ければぼくは幸せになれるのでそれでいいと思ってました。

でも、あれから10年、時代は大きく変わりました。

最近では伊達男的振る舞いは、セクハラスレスレ案件として扱われるものが多く、そしてアラフォーとなったぼくは冤罪を恐れてすっかりおとなしくなってしまったな〜、なんて思う今日この頃です。

すると不思議なことに、急激に自分が老けたような気がしてきます。

大人しくしてないといけないとは思いつつ、老けたくはない。

エロさを醸したいわけじゃなくって、艶っぽくいたいというか。

さりとてエロと艶の境界には個人差があるし。

こーいうのって匙加減が難しいですよね。

女性の皆さんが、化粧して着飾りつつ「男たちのためにやってるんじゃない!」って言われるのってこういうことなんだろうなぁって思います。

ちがってたらごめんなさい。

なんだろうな。

もちろん、人権は最も尊ばれないといけないものだと思うんです。

でも、その人権を守るために素顔が見えなくなるような鋼の鎧をみんなが着込んでしまうと、その人の魅力も一緒に見えなくなってしまうよなぁ〜って思うんですよね。

「ステキですね」「綺麗ですね」と気軽に言いつつ、例えば水着が隠す部分には互いに軽々しく触れない、みたいな、なんかそーいうのがいいなって思います。

あ、それってつまりチラリズム?

違うか。

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咥えてるのはタバコではなくプリッツです。