働くぼく川柳

「働くママが喜ぶ家」

っていうフレーズの住宅展示場のポスターを先日見かけました。

建築とかインテリアとか好きな身としてはちょっと気になっちゃったので隅々まで見たんですが、要は「仕事もバリバリこなすママが家事を最小のエネルギーで最大の効果を発揮できる動線を考え抜いて設計された家」ってコンセプトなんですね。

そのポスターなんですが、楽しそうに笑うスーツ姿のママと、嬉しそうな子どもしか登場しないんですよ。

「パパはどうした!?」って思わず突っ込んじゃました。

電車や駅のポスターに対して「これは男女差別だ!」みたいな話にするつもりはないんで画像は貼りませんが、なんかこう、つまりまだまだ我々男性は家事育児をしてないってことなんだろうな〜って思いました。

あちこちの他所様の家に隠しカメラを置いてきっちりと観測したわけではない、あくまで主観的な物差しなのですが、ぼくは家事育児頑張ってる方だと思ってます。

でも、だからといって「子ども大好き!」ってわけじゃないんですよ。

恥ずかしげもなく言っちゃうと、ぼくは奥さんのことが好きで、その奥さんが大事にしている子どもたちなのでぼくも大事にしてるって感じです。

なので子どもたちにも「俺が世界で一番大事なのはお母さんなので、君らは君らで自分のことを世界一大事だと思ってくれる人を見つけなさい。」と言ってるし言うつもりです。

ぼくの性格上「君らが世界で一番大事だ」なんて言っても、顔に「嘘です」って耳無法一くらい書いてあると思うんですよ。

あ、当然「世界で二番目が君らだ。」と補足してます。

なんかこう「大人になったら自分を殺して生きてかなきゃいけないんだ。」って思ってもらいたくないんですよね。

サブカルの世界でも、ぼくが子どもの頃見てた漫画やアニメで、大人や、特に親は主人公たちを活かすために、ここ一番のタイミングで犠牲になったり死んじゃったりするじゃないですか。

当然、少年少女をターゲットにしているエンターテイメントなわけですからそうなるのもわかるんですが、ぼくはあれを見て「ああ、人生で主役でいられるのって10代後半くらいなんだな〜。」って思ってました。

多分、流行のものが10代後半から20代前半の女性をターゲットにしているせいで「自分はおばさんだ」ってすごい速さで思ってしまうのに似てるんじゃないっすかね。

子どもを遊ばせながら親はケータイ

これもよく覚えてるんですが、携帯電話が普及した頃「公園で子どもを遊ばせながら携帯に興じる親」って画像がネットで拡散されて「今の親はなんて親だ!」みたいな旋風が巻き起こったことがあったんですよ。

ぼくも当時は独身でしたし「おれはこんな親にはならないぞ!」なんて結婚の見込みもなかったのに思ってたんですよ。

でも、親になってみて思ったんですが、公園行って友達なんていたら、子どもは親なんて眼中にないんですよね。

むしろ「ちょっとほっといてくれ」くらいの感じになるじゃないっすか。

そうしたら、まあ当然危険なものには目を光らせなければならないし、完全に視界から消えられては困るのですが、そうは言ってもずっと目で追い続けるなんて退屈極まりなくて、そう思ってたらポケットにスマートフォンなんて未来のガジェットが入ってたら「あ、そういえばアマゾンで注文したいものがあったんだ。」なんてなっちゃいますよね〜、なんて今では思ってます。

今日は子育てについて2つくらい書いてみましたが、きっと賛否両論あると思います。

でもね、ぼくも親になる時何冊かの育児書を読んだんですよ。

プレジデントファミリーだって毎月読んでた時期もありました。

でも、そんな親から生まれてきた子ども3人だって全然違う性格になっちゃってるし、なろうとしてます。

きっと子どもと親と環境との組み合わせごとに正解と不正解があるんだろうな〜って最近よく思います。

なのでもう、開き直ってぼくはぼくらしく、無理せずやっていこうと思う心情を詠んで、今日は終わろうと思います。

 

難易度は 仕事なんかの 比じゃないよ

 

お後がよろしいようで。

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