先日Kindleを買った話を書いたので、これからKindleで読んだ本の話もしていけたらなーと思っています。
というわけで、Kindleで読んだ本の感想第一弾は、水野敬也さん著の『LOVE理論』です。
モテたい男のための本ですがコミュニケーションの本だと思いました
著者の水野敬也さんは『夢をかなえるゾウ』で有名な方です。
難しい話をコメディなタッチで書いたこの本は、自己啓発本の印象をガラリと変えた作品だったなーと思うし、老若男女にオススメできる本なのですが、こちらの『LOVE理論』は注意が必要だと思いました。
モテたい男のための本なのですが、意中の人に振り向いてもらうことが目的ではなく、女の子が次から次へと寄ってきて、取っ替え引っ替え入れ食い状態になる事がこの本の目的だからです。
水野敬也さんの中の恋愛に対する体育教師である水野愛也コーチの語り口で、体育会系のノリでエロワードがバンバン飛び出します。
つまり、エロが苦手な方は要注意です。
ただ、女の子を取っ替え引っ替え入れ食い状態になりたくなくても、この本は参考になる部分がとても多いなって思ったんです。
どんな女の子ともベッドインするためには、どんな女の子にも嫌われないようにまずはならないといけないのですが、そのために愛也コーチは、相手の立場に立って、どうすれば心を開いてくれるか、喜んでもらえるかを全身全霊をかけて考えて言葉と態度で示すよう熱弁されてるんです。
これ、別に異性に対してだけじゃないですよね。
むしろ、社会の中で円滑にいろんな人とコミュニケーションしていくために応用がきくテクが満載のように思えました。
社会生活って、どうでもいい人にほど必要以上に気を遣っといて損がないところってあるじゃないですか。
それと、「運命の相手」とは思ってない女の子と一夜を共にするテクは、なんか通じてるように思えました。
ディープな関係になる必要はないのだけど、イイ関係を保っておいたほうが良い相手に対して、こういう態度や姿勢、話し方をしとくと、とりあえず嫌われないし、むしろ好意を持ってもらえるんじゃないか?
ってくらいの理論が、割とあったように感じました。
こういう話を、エロトークを交えて体育会系のノリで楽しく読ませてくれるところが、この本の面白いところだなって思いました。
あ、あと女性の皆さんは「男がこういう言動したら要注意」みたいな感じで読んでも面白いかもしれません。
この本を原作とした漫画もありました。
絵がとても綺麗だったので、興味がありましたらオススメです。