来年は欲望を「少し」我慢できるようになりたい

みなさん、『仮面ライダーオーズ』ってご覧になられてました?

人の欲エネルギーが実体化した怪人と戦う物語だったんです

2010年から11年にかけてやってた平成ライダーシリーズの作品です。

ちょっとネタバレアリで全48話をざっくり書きます。

人の欲望をエネルギーとして実体化する「グリード」という怪人が800年の封印から目覚め、人の欲を肥大化させて食うのですが、ひょんなきっかけで放浪の旅人「火野映司」くんが「オーズ」という800年前にグリードと戦った戦士に変身する力を得ます。

そしてなぜか完全復活できなかった「アンク」というグリードが「映司側についたフリ」をして映司に味方して共に戦うことになる話です。

この話で「見事だな!」って思ったのが、はじめ「強欲は悪」と思わせといて、次第に「人の”欲”と”夢”は表裏一体かもしれない」って話になって最後は「夢は人に力を与える」「欲は本当に悪なのか?」と問う展開になるトコロです。

このテーマを演出するための設定が満遍なく散りばめられていて、例えばオーズもグリードも「メダル」という硬貨をモチーフにしたアイテムの総量で強さが変わるので「金持ち=強者」を常に視覚的に訴えてきます。

また、映司くんは父親の仕事の関係で幼い頃から大人社会の欲に塗れた世界を見まくったせいで無欲な旅人になってしまっていて、一見勇敢にグリードに立ち向かう映司くんは、つまり自分の命にも無欲なだけなんです。

ラストは「映司くんが再び夢(=欲)を持つことができるかどうか?」が軸になってました。

 

夢は良いものだけどぼくは強欲すぎたかもしれない

先日体調を崩した話をしました。

rito.gameha.com

もうすっかり元気でご心配をおかけましたが、今回の件を振り返って、ぼくは基本的に「したいことが多すぎた」と反省しました。

今年は子どもも3人になったしアラフォーだし、ここらで1回「したいことの棚卸し」をして、順番つけていかないと駄目なんじゃないか?と思い、上記記事を書いた後一週間ほど、のんびり過ごしてみました。

朝活もお休みしたし、ジョギングも毎日はやめてみたし、本を読む量も減らしてみました。

なのでデジタルイラストも1枚も描いてませんし、小説書評記事のストックも今はないです。

「申し訳ないな」とも思いつつ読者登録させていただいているブログ巡回もちょっとスローペースです。

すると

慢性的な眠気がなくなった気がします。

これは本当にイイ感じです。

あと、部屋がすごく綺麗になりました。

もともとインテリアとか大好きなので、子どもが散らかしたものにいちいちイライラしていたのですが「自分で片付ければ良いか!」って思うコトにして、結果イライラしないし部屋も片付いてます。

日々のイライラがなくなったってのも、すごくイイ感じです。

「叱るより、黙って親が片付けしてる姿を見せる方がいい。」って説く本も読んだコトあるし、続けてみようかな?なんて思います。

まだ「時間を無駄にしてないか?」「寝てる時間がもったいないんじゃないか?」とソワソワします。

今の自分の視野や知識や経験はこれまでのぼくの欲のおかげだとは思ってます。

でも「時間に強欲すぎたらグリードになっちゃうぞ」なんて自分に言い聞かせながら、来年は少し欲を我慢して自分にとってベストな夢との距離を探せたら良いな、なんて思ってます。

イメージとしては「ナチュラルにあれこれやってる感じ」。

これはこれで、新しい「欲」かな?

いや「夢」ってことで!