こないだ『怪獣8号』の話をしたんですね。
で、最新刊で保科宗四郎さんっていう糸目のキャラが活躍するんですが、糸目キャラってちょくちょく漫画に出てきますよね。
たいてい飄々としながら、腹に一物持っているっていうか。
「ここぞ」って時に目を見開くので二面性が出しやすいデザインなんだろうなーって思うんですが、そういえば、ぼくが最初に認識した糸目キャラって誰だったかな〜?なんてぼんやり考えたんです。
記憶を辿っていくと、ぼくの糸目キャラとの初めての出会いは『3×3EYES』の「藤井八雲」だったな、なんて思い出した次第です。
自分の中ですごく斬新で、衝撃だったんですよ。
当時ぼく小学生だったんですが、ぼくにとってこの目はそれまで笑ってるキャラの目で、八雲は笑いながら戦ってるわけですよ。
どういう気持ちなんだろう?って思ったんです。
訳もわからず不死身の存在にされてしまって、腹に穴が開こうが腕がちぎれようが再生する過酷な戦いに巻き込まれながらも、好きになった女の子と一緒にいるために戦う人なので、一般人にはわからないこと考えてるのかもしれない、って思ったもんです。
次に印象に残ってる糸目キャラは、『ふしぎ遊戯』の「井宿」です。
「糸目設定は、ロン毛を後ろで縛って前髪がちょろりと出てる中華系キャラに多い」という持論があるんですが、その発端になったのは彼だったなと思います。
普段は飄々としつつも、ここぞというときに決めるって糸目設定も、ぼくの中では彼が根底にある気がします。
数いる糸目キャラたちの中でも、ぼくの中で糸目力最強といえば『いいひと。』の「北野優二」です。
主人公なので登場回数は1番多いはず(数えてはないです)なのですが、全26巻のコミックス(番外編を含むと27冊!?)で目を開いたのは一度だけだったと記憶しています。
目は心の窓っていうじゃないですか。
だからぼくも絵を描くとき、目は神経を使うし、目がうまく描けたらそれだけで「いい絵になりそうだ!」って自信が持てるくらい、そのキャラの命というか魂を表現できる箇所なのに、それが常に糸目で、それでもゆーじの魅力は絶大なのが『いいひと。』という作品の凄さだと思うんですよね。
高橋しん先生は『最終兵器彼女』の方が有名だと思うんですが、『いいひと。』の方が読んでて幸せになれるんでどっちかというと好きだなと思います。(『最終兵器彼女』も名作であることは間違い無いです)
『鋼の錬金術師』の「リン・ヤオ」も印象的でしたね。
ハガレン自体、なんかこう、ぼくの中ではそれまでに読んだファンタジー少年漫画、というか少年ガンガンの良いところ要素がギュッと濃縮されたような作品の印象なんですが、このキャラも、それまで見てきた糸目キャラの美味しいとこ全部のせ感がありました。
以上がぼくの中での「糸目キャラ四天王」です。
みなさんの推し糸目とかいたら、また教えて欲しいです。
てな感じで、糸目キャラについて風呂でぼんやりと考えてました。
今週のお題「お風呂での過ごし方」