今年後半は画集を買い漁りました

いつの間にか12月になっていました。

というわけで、毎月恒例の扉絵を描かせてもらっているAppleKyoさんとこに提出した今月の扉絵のご紹介です。ジャジャーン。

クリスマスらしくサンタコスをさせてみましたー。

いやー、かつては年末は友人知人で集まってワイワイと宅飲みしてたんですが、今年もちょっと無理そうですね。

ボジョレーの飲み比べもできなかったですし、来年こそはできるといいなと思います。

あ、別に仕事の飲み会は頻繁になくてもいいです。

さて、年末感も出てきたところにちょうどいいはてなさんの今週のお題があるので以下その話題を書いてみようと思います。

今週のお題「買ってよかった2022」

今年の後半、意識的に画集を買いました。

何度も書いてる通り、土日祝日がスポ少で潰れるせいで美術館に行けなくなってしまってるんで、そのお金で画集買ってもいいんじゃないか?って気になったんです。

画集って、ただ読むだけだったら一瞬ですよね。

なので、ふとした瞬間に手をとって、何度も見直して、その度にいろんな発見をして楽しむものだと思うんです。

そーいう、「ふとする時間」が今の自分には圧倒的に足りてないなって振り返った1年だったなと感じています。

ぼく「時間の使い方がうまい」ってたまに褒められるんですね。

でも、これは諸刃の刃だとも思うんです。

ちょっと自慢話っぽくなっちゃいますが、ぼくは月30〜40時間くらい残業しながら仕事でそこそこ評価されてるサラリーマンですが、奥さんが感謝してくれるくらいは家事育児もしています(というつもりです)。

このブログに掲載してるくらいのペースでお絵描きもしてます。

月2冊は小説を読みます。

これが40代男性の平均と比べてどれくらいかは良くわからないのですが、主観的にはそこそこやってると思うんです。

ただ、ぼくくらいのスペックでこのペースでタイムマネジメントしてると、常に頭がフル回転で、たまにねじ切れそうになります。

Macのカラーボールぐるぐる〜みたいな感じになってたことに、今年カウンセリングに行って気がついたって感じです。

そんなわけで、ぼくは絵が好きなので、何も考えずにぼんやりと眺められる画集を買うようにしました。

作家さんには若干申し訳ないのですが、古本でも探してます。

「あ、こんなの出てたのに知らずに過ごしてたんだ…」っていうのが新鮮だったり、ちょっとくたびれてる感じに、前の持ち主さんへの思いを馳せたりするのも楽しいです。

最近気に入ってるのが、カンバラクニエさんの「すりばち眼鏡」って本です。

すりばち眼鏡

すりばち眼鏡

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カンバラクニエさんは、大学時代に「オレンジペコー」のジャケットで知って衝撃を受けたイラストレーターさんでした。

オレンジペコーでぼくはこの曲が1番好きです。以下BGMにどうぞ。


www.youtube.com

あーいい曲だなぁ。

で、すりばち眼鏡ですがROCKIN.ONの「H」誌面で2005年11月から2012年3月にかけて連載してたカンバラクニエさんのイラストエッセイを再編集したものだそうで、オレンジペコーのジャケット以降仕事が殺到したものの、横顔の女の子の依頼ばかりで自分の描きたいものがわからなくなってしまって、子どもの頃から慣れ親しんだ京都で自分らしく暮らしていこうとした毎日の記録、みたいな感じで読めるんですね。

この2005年から2012年というのが、ぼくにとってはフリーターから就職して結婚して1子2子が生まれて生活がフル回転してわけわからなくなって…ってしてた頃で、このブログで何度か書いてる通りサブカルから1番遠ざかってて「自分を取り戻そう」ってこのブログを始めるのが2014なので、色々と被るところがあって本当に沁みます。

大事に大事に、繰り返し読もうと思います。