ピュアなラブコメ

3番目の子どもを寝かしつけるとき、iPhoneでprimeビデオを見てる時があります。

たいてい、仕事から帰ってきて荷物を置いたらその足で風呂掃除→夕飯→食器洗い→風呂→洗濯くらいまでのコンボを決めたら夜10時前くらいになっていてとか思いながら3番目の歯を磨いて寝室に連れてったあとで、「日本の平均的な男性の家事時間は10分って統計を聞いたことがあるんだけど、ぼくが暮らしてるのは日本じゃないのか?」とか「一家団欒ってももはや死語なのでは?商社に勤めてるのに明るい時間に帰れるマスオさんみたいなサラリーマンが住む世界が正しいのでは?」とか思考がぐるぐるしてる時に重たい番組って見るのがちょっとしんどいのです。

登場人物たちが平和で幸せそうに過ごしている作品とか見たくて、つい見てしまうのがラブコメだったりします。

最近のアニメのラブコメ作品は、ハラハラドキドキも少なく、相思相愛になった後も障害がないものが多くて、安心して見られなーと思います。

そういえば若者が恋愛離れしているそうで、そうやって市場の参加者が少なくなれば、込み入ったものを書かなくても恋愛自体が既に異世界なのかもしれません。

もしくは、ぼくが10代だった頃ってトレンディドラマ全盛期で、サスペンス並みのハラハラドキドキの方が好まれてたのかもしれません。

携帯電話も織田裕二さんが巨大なの持ってた時代ですから、今よりすれ違いも多かったでしょうしね。

そんなことをぼんやりと考えながらぼーっと眺めていると「その先にいるのが今のおれだからな…覚えとけよ!?」とか思ってしまうぼくは、やっぱり現実に負けそうなのかもしれません。