前売り券が苦手

美術館に行くのが好きなんですが、特別展ってたいてい「前売り券」というのが販売されます。

公共交通機関とか宿とか、他にも色々と早割を設けている商品があるかと思うんですが、どうにもこの類が苦手です。

買った瞬間から「この期間に忘れずに行かなきゃ!」とか「急な用事が入ったらどうしよう」とか「うっかり病気になったら…!?」とか、あれこれ脳内を過ぎって結論として「割引額以上の負荷がかかってるのでは?」とか思ってしまいます。

わかってるんです。

統計上では、心配事の9割は起きないんですよね。

でも、1割は起きるんですよ。

毎日新たな心配事が発生するとしたら、10日に1回は心配事が現実のものになるんですよ。

保険なんて「万が一」なのに加入するんです。

そんなことを考えながら、でもやっぱりまた気になる特別展の前売り券を買って帰ってきたぼくです。

これは、「せっかく前売り券を買ったので是が非でも行かないといけない」という未来のぼくの手綱でもあるんです。