20分でも15分でも時間があればちょっとずつサブスクで配信されている映画を見ようという個人的な企画の第3段として今回は『グランドブダペストホテル』を観ました。
かつてヨーロッパ随一の高級ホテルと称されたホテルのオーナーにインタビューする形式で、最も栄えていた頃のコンシェルジュが、常連だった大富豪のマダムの殺人の容疑をかけられるエピソードを語るお話で、どこか御伽話チックに、登場人物たちの軽妙な掛け合いで見せる群像劇でした。
派手さはないけど、それ以外の部分で魅せてくれる映画って楽しいですよね。
舞台と、登場人物たちの衣装の配色とかは存分に目を楽しませてくれるし、それでいて真犯人と対決するシーンなんて、わざとチープに作って「昔の映画かよ!」と心の中でツッコミを入れてしまってクスッと笑わせにきたりとか、同じテンションで指や首がとぶシーンもあったり、好き嫌いはあるかと思うんですが、ぼくは好きなんですよね。
あんまり映画監督にこだわりとかないんですが、ウェス・アンダーソン監督作品はどれもコミカルで可愛くオシャレでなんかいいなって思います。
楽しい映画でした。
そして落書きは映画に関係ありません。