詰め込み教育問題に切り込んでた超獣戦隊ライブマンの思い出

こんにちは、りとです。

いやー今やってる「仮面ライダービルド」がかなり熱いですね!

久々の小難しい大人も楽しめるライダーだと思うのです!

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宇宙開発の結果、地球に持ち帰った謎の「パンドラボックス」が巻き起こした大災害で、3つに分断された日本を舞台に「謎の組織に実験のモルモットにされてたらしい」という断片的な記憶しかない若き天才物理学者の主人公が、発明品で武装してライダーとなって戦うという、ざっと説明するとそんな感じの物語なのですが、相棒の恋人は殺されるわ、3つに分断されたエリアごとに大人な政治交渉はあるわ、謎が謎を呼ぶ上に展開は早くて子どもと一緒に見ているお父さんがワクワクドキドキな展開ですな!

というわけで、クウガ以降ずっと平成ライダーを見続けているぼくは「こういうの久々だなー、大人が見ても面白いのがやっぱ平成ライダーだなー。」なんて思ってたんですね。

しかし、ふと「そういえば自分も子どもの頃難しい話の特撮見たな。」と思い出したのです。

それが超獣戦隊ライブマンです。

作中の専門用語を使わず物語を説明すると、世界中の天才を集めて作ったスーパー大学に通う学生たちの一部が、自分たちの知識と技術を世界征服に使うことを思い立ち、他の学生を大学もろともぶっ飛ばすところから始まる過激な物語です。

かろうじて生き残った落ちこぼれ学生のレッドたちは、ある教授が秘密裏に開発していたスーツを身にまとい、ライブマンとして戦うって物語なのですが、なんていうんでしょう?全編を通して「受験戦争」「詰め込み教育」に対する問題提起があちこちに散りばめられていたのです。

ぼくはちょうど小1の頃に見てたのですが、勉強に対する「ワクワク感」と「面倒くさい気持ち」の狭間に揺れる気持ちとシンクロして、色々と鮮明に記憶に残っているシーンが多かったのです。

以下いくつか紹介します。

敵の秘密基地がやばい

世界各国の天才をさらってきて、脳だけを摘出して培養液みたいなのに入れてポコポコさせ、その脳達に戦略を立てさせてました。エヴァにおけるマギや、サイコパスでのシビュラシステムのモデルなのかもしれません。(知らんけど)

レッドと敵の女幹部が元カレ元カノの仲

多分、大学が平和だった頃、何かあったのでしょう。繰り広げられる死闘の中、たまに過去を思い出す2人が描かれていた昼ドラパート!

グリーン(男)が妊娠!?

敵の罠にハマったグリーン(男)が、お腹に寄生獣を植えつけられ妊娠する話がありました。しかしなんとグリーンは母性本能に目覚め、ボロボロになりながらお腹の子を守るのです。いろんな意味で衝撃でした。

敵のボスの真意

最終回直前、追い詰められた敵のボスの少年期のトラウマが語られるシーンがあります。

〜お受験ママに勉強部屋に監禁され、楽しそうに遊ぶ同級生達を窓越しに見て泣きながら勉強するボス(少年期)〜

これは本当に鮮明に覚えています!

ぼくは「勉強必死にやって大丈夫なのか!?」って気になりました!タイミング的に、この物語の後急速に「ゆとり教育」が始まったことは振り返るととても興味深いです。

ぼくらが子どもの頃は、特撮番組のテーマになるくらい本当に「詰め込み教育」が問題視されてたんでしょうね!

子ども向け番組を大人になって見ると面白い!

というわけで、小難しい話って別に今始まったわけじゃなくて昔からあったなー、と思った次第です。

やっぱいいですね、特撮ヒーロー!