『仮面ライダーゼロワン』の「ここが面白い!」ってとこを話します。

今日は『仮面ライダーゼロワン』の話を書こうと思います。

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これまでのネタバレを書くつもりはないのですが、あらすじに触れる部分がありますので気になる方はお気をつけくださいね。

今回のライダーって、人工知能搭載人型ロボット「ヒューマギア」が今のぼくらにとってのスマホやパソコン並みに世に浸透してるって設定なんですね。

んで、主人公の飛電或人くんは、ヒューマギアを開発する会社と、ヒューマギアを暴走させて会社と人々の平和を脅かす敵と闘うパワードスーツとしてのゼロワンを初代社長のじーちゃんから受け継ぐことになるって話なんですよね。

放送前のワクワク感を綴った記事はこちらとなっています。

rito.gameha.com

 期待に応えてくれてか、物語も後半に差し掛かってる最近、すごく面白いことになってるんですよ。

突然変異的に感情とか意思を持ってしまったヒューマギアが誕生し始めるのですが、この事象を物語の中では「シンギュラリティ」と呼んでいて、或人社長は、シンギュラリティに達したヒューマギアとの共存共生を夢見るんです。

しかし、意志を持ったヒューマギアを危険視して「ヒューマギア撤廃」を掲げるライバル企業が現れて、そこの社長が毎回或人くんの邪魔をします。

そんな中、ヒューマギアを暴走させてた連中も、実は「我々は人間の道具ではない」と人間からの独立を果たそうとする、シンギュラリティに達したヒューマギアのグループだったことがわかります。

彼らからしたら、人間は一枚岩ではない信じられない存在なんですね。

そんなわけで、或人社長とライバル企業とヒューマギア独立戦線のそれぞれの思惑が絡み合って複雑な三竦みの戦いになってて、それぞれのグループのメンバーにもそれぞれの思いがあったりして、とても面白いです。

あくまで子ども向けの特撮モノなんですが、ライダーシリーズがたまに見せる大人を唸らせる系のやつで、現代社会の皮肉があちこちに見られます。

或人くんは社長でありながら(ライダーなので当然ですが)文字通りいつも最前線で体張って戦ってます。

ぼくもこんなブログをやっていながら、実社会ではなかなかの中堅どころで、いつまでも「若手でバリバリ最前線」のつもりが実は結構下がいて、そんな彼ら彼女らからは「上の存在クラスタ」になってることにはたと気がついたりします。

いわゆる「プレイングマネージャー」っていう、バブル崩壊後に採用を絞られた世代が、同僚やちょっと上が少ないせいで、中堅になった今、プレイヤーもマネージャも掛け持ちしないといけなくなったって立ち位置なんですが、或人くんはまさにこれですよね。

若いジュノンボーイのイケメン相手にこんなこと言ってはおこがましいですが、まるで自分たちの姿を見ているようで泣けます。

そんな或人くんの会社を「プチッ」と潰そうとするライバル企業の社長もまた良い感じで、自分とこの社員も人間なのに「道具扱い」なんですよ。

ロボットを徹底的に嫌いながら、ロボットのような人間を欲しがってる。

そしてめっちゃブラック体質なのに、本人はそれを隠すかのような真っ白な衣装。

この社長に勝つために、或人くんはライダーシリーズ恒例のパワーアップを果たすのですが、パワーアップ版の姿のモチーフが「イナゴの群れ」でして、最初の頃は力を制御できずめっちゃ苦しむことになるんですよ。

「IT企業の社長が(デジタルの)イナゴの群れに苦しむ」って構図がまた、現代を象徴してるっていうか!

ニヤッとさせてくれるなぁ、なんて思いながら眺めてます。

それぞれのグループのメンバーも、対抗勢力に対する印象が変わってグループを鞍替えしたり、一時的に共闘したりやっぱり分かり合えなかったり、そういう様子が現実社会でも、個人のポリシーを貫いたり、そうかと思えばそれこそロボットのように感情を封じてビジネスライクにふるまったりしなきゃいけないこともあったりっていう、「あーそういうのあるよね〜」とか思って見てしまいます。

あと、やっぱ外せないのが、社長秘書ヒューマギアのイズちゃんの「ついイラスト描きたくなるようなデザイン」ですよね!

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コロナの影響で現在総集編をやってる最中ですので、良かったらこれからの大詰めを一緒に楽しみましょう!