風呂に入りながらライダーのことを考える

先日、3番目の子の3歳児健診があったのですが、問診票の中に「旦那はどれくらい育児に参加してますか?」と問う面白アンケートが同封されてました。

この問診票を書くのも検診に連れてくのもお母さん前提というなかなか思い切ったアンケートだなと思いつつも、事実行ってもらうのでぐうの音も出ない感じです。

ぼくの奥さんは現在扶養の範囲内でパートに出てくれています。

小学生の上の子2人を学童に入れる必要もなく、3番目を子ども園に預けつつ毎日が回せるのでとてもありがたいなと思っています。

とはいえ、働いてることに代わりはないので、ぼくの気分的には6:4くらいだけど実質は7:3くらいで家事育児を分担してるつもりでいます。

「しょ…正直に書いたらイイカラネ!?」と言ったんですが、肯定的な回答をしてくれていてありがたかったです。

日中、奥さんのルーティンが絶好調で回ってた日なんかは、ぼくが帰ったら「おかえり!夕飯前にお風呂入る!?」なんてこともあります。

普段は子どもがみんな入った後の、豚骨スープみたいな風呂に入ってるので「おれはこのまま天国に召されたのだろうか!?」と思ってしまいます。

一番風呂はきもちいいですね。

そーいえば、今期の仮面ライダーも本業は風呂屋さんです。

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IT会社の社長、小説家に、風呂屋と、令和の仮面ライダーは皆ちゃんと働いてますね。

平成の仮面ライダーは、専業ライダー率が高かったですよね。

「ヒーローとは!?」っていう問いに葛藤するのが忙しかったのかもしれません。

平成ライダー1作目のクウガは、悪を倒すこともまた一種の暴力だと悩むヒーローでした。

次のアギトは、自分で判断することもできずに強制的にライダーという力を与えられて、受け入れるか拒絶するかを問われる話でした。

その次龍騎は複数のライダーがそれぞれの正義を掲げて殺しあう話でした。

4作目のファイズは資質があれば誰でもライダーになれるって設定で「せっかくヒーローというアイデンティティを手に入れたのに!?」と悩む主人公の話でした。

5作目のブレイドではライダーがヒーローではなく職業になったかと思ったら

6作目の響鬼では師匠から弟子に受け継がれていく職人技になりました

一貫して「ヒーローとは?」みたいな、正義の味方がよって立つ矜持みたいなものを、問うてくる物語が多かったなあと思います。

対して、令和ライダーは本業とヒーローとを並行して語る物語が続いていて、流れが早い昨今、いくつかのスキルを掛け合わせて生きていこうと子どもたちに訴えてるのかもしれないなと思ったりします。

オンリーワンっていうのは、ナンバーワンのスキルは何も持ってないけど、他の人がやってないスキルの組み合わせで独自のポジションを確立してる人だと思ってるんですが、今の時代はそういう人がヒーローなんだよってことかもしれません。

そんなことを考えていると、いい感じにのぼせてきたので風呂をでたぼくでした。

一番風呂はイイですね。

今描いてるイラストはこんな感じです。

途中経過をアイキャッチにしながら時間をかけてゆっくり描き込んでいくのも楽しいですね。

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