【創作漫画】87話と子どもに「子どもだまし」は失礼なのかもしれない話

今日もぼくがブログで描いてる漫画の続きが描けたので前半お付き合いください!

グランピレパ物語第87話

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この作品は、長田アニキ(id:nagatakatsuki) 主催の「PFCS」という「参加者それぞれが国とキャラを創作して互いに交流する企画」に参加させてもらってる、ぼくの創作した「グランピレパ王国」の「勇者パラ」と仲間たちのお話です。

現在、魔王の魔法で行方不明になった勇者パラを探す仲間たちがねず(id:nezuzyouzi)さんの「ワコク」へ立ち寄ったお話が進行中です。

ちなみに、魔王軍参謀アルフレッドは同じく企画参加者の、らん (id:yourin_chi)さんのデザインしてくださった「麗しいキャラ」でしたがぼくのせいでもう見る影もありません。

そんなこんなで覚醒したかのように9月に描きまくってたこの漫画の続きなのですが、またちょっとぼくが忙しくなってきたこともあって、溜めたストックがなくなっちゃっいました。

ちょっと間が開くかもしれません。

楽しみにしてくださってる方申し訳ありません。

そうでもない方は後半の与太話にお付き合いください。

仮面ライダーゼロワンが熱い

さて、少し前にブログで「仮面ライダーゼロワンが面白そう!」なんて話をしました。

rito.gameha.com

あれから毎週欠かさず見てるのですが、なかなか深い話をするので唸らされることも多いんですよ。

「ヒューマギア」という、見た目が人間と変わらない人工知能ロボットがたくさん世の中に出回っていて人々の生活をサポートしてる近未来の設定なんですね。

で、例えば前回は「死んだ娘に外見を似せたヒューマギア」と暮らす老紳士が登場するんです。

しかし「実在の人間に似せた外見のヒューマギア」 は人権侵害にあたるとして法律で禁じられてるんです。

この紳士にとっては「心の支え」で、誰にも迷惑がかかってない。

でも「違法行為」。

死んだ人の尊厳と生きてる人の生きる力のジレンマがテーマなんですね。

また、前々回では、とある人気漫画家さんが登場するのですが、アシスタントにヒューマギアを使った結果、自分で描くよりはるかにクオリティの高い漫画を仕上げるようになってしまって、創作意欲を失ってしまってるんです。

そんな漫画家さんに、子どもの頃から彼の漫画のファンだった主人公が「人間から情熱がなくなったら勤勉なAIに負ける」と訴えるんです。

これからの時代を生きる子どもたちに訴える大事なメッセージのように思いました。

ちょっと話が複雑で「これ、子どもにわかるのかな?」って思ったりしました。

でも最近、作曲家の小林亜星さんが「アニソン・アカデミー」ってNHK FMのラジオ番組にゲスト出演されたときされた話にハッとしました。

「アニソンは子どものための曲で、子どもは最先端の人類なので、最先端のどこにもない曲を作らないといけないと思って作ってきた」というのです。(うろ覚えなので細部は再現できてないと思います。ニュアンスだけと思ってやってください)

ついついぼくらは「子どもだからこんなもんでいいだろ」って思っちゃいがちじゃないですか。

でも、子どもは子どもなりの感性で全力で世界と対峙してるんですよね。

だからきっと、仮面ライダーゼロワンのお話も、自分たちなりの感性で、いろんなものを受け取ってるんだろうな、って思い直させられました。

そういえば、最近この「子どもだから」ってのが変なふうに盛り上がっちゃったかな?って話題がありましたよね。

グレタさん

スウェーデン人の環境保護活動家のグレタさんの国連気候行動サミットの演説の件です。

冷静に彼女の話の内容を振り返ると「学者が提示しているデータを見てください。今のままじゃほんとにやばいです。」って言ってるんですよね。

しかし一部で彼女の「感情的なもの言い」に対して批判的な意見が上がってるみたいなのですが、それってなんか「子どもが生意気に!」って気持ちと表裏一体になってるように感じられて、根底には仮面ライダーゼロワンの話が「子どもにわかるのか?」って思っちゃう大人のエゴと通ずるものが流れてるのかもなって思ったりしました。

子どもは子どもなりに、ちゃんと世界を見て感じて考えてる。そのことを忘れないようにしないとですね。