読書感想の輪が広がっていく楽しさ

お元気ですか?りとです。

どうやら最近ぼく「読書家」として認識されつつあるようです!

いや、嬉しいことなんですけどね!

先日、ブログ友達の「年間300日スーツで過ごす(このコピーめっちゃキャッチーですよね!)」イシイド マキ (id:comotenasi) さんが、ぼくが以前感想書いた小説『影裏』を読まれたとのことで、マキさんも感想を書いてらっしゃいました。

comotenasi.hatenablog.jp

そこでぼくのことを「読書家」とご紹介くださってるのが、何だか嬉しいやらこっぱずかしいやら…!

ぼくは、ゆっくりお気に入りの椅子に座って、手元にコーヒー置いての「読書の時間」というのがないんです。代わりに、常に本を持ち歩いていて、日常のちょっとした、ちょうど「何気なくスマホ」とか「なんとなくテレビ」な時間に本を読んでいるんです。

詳しくはこちらの記事に書きました。

rito.gameha.com

こんな感じで「本を読んでいる」といっても小説はせいぜい月2冊です。

 それでも「読書家」と呼んでいただけるのは、面白い小説を読むたびぽつぽつ書いてきた感想が少しずつこのブログに積もってきてるからなんだろうなぁ、なんて思ったりしました。

読書感想書記事はアクセス数が伸びません

…といってもぼくのブログは何の記事書いてもそう伸びないのですけどね。でも、とりわけ読書感想記事は伸びません。

代わりに、コアな方の琴線に触れるんです。

これはゆきにー (id:yuki_2021)さんにも以前言っていただいたことなんですが、一定の需要があって、その通りだと思うしその事が楽しいのです。

思わぬところから話が広がって、本を肴に深いトークになったりして。なので読書感想書くのがやめられません。

今回の『影裏』も、まずはうえの(@uenoyou111)さんが続いて読んでくださり、感想も書いてくださったんですよ。

www.uenoyou.net

複数人で感想書き合うと切り取り方が違って面白い!

こうやって2人以上に感想文が広まったの初めてだったと思うんです。

で、新しい楽しさがありまして、それは小説に対するそれぞれの切り取り方の違いなんですね。

お二人とも、感想の主題に置いてる場所が違うんですよ。当然、ぼくとも違います。(「ちがう」というかぼくはいつも「こんな面白い本読んだよ!」っと子供のようにはしゃいで書いてるのでそもそも考察がないかもです…)(代わりに「へぇー面白そうだな」って思っていただけたら「したり顔」です。)

同じ本を何度も楽しむことができてるような気がして、すごく新鮮でした。

今回取り上げた『影裏』なのですが「すぐ読み終わる難解な内容」というのも良かったんだと思います。

カタルシス、と言ったらいいでしょうか、普段こう「モヤっ」とするような終わり方するお話はぼくあまり好まないのですが、こういう、あとであれこれ語り合える作品もやっぱいいものだなぁ…なんて改めて思ったぼくでした。

次、この輪に入ってくるのは、貴方かも??

影裏 第157回芥川賞受賞

影裏 第157回芥川賞受賞