今日はKindleで読んだ『明日死ぬかもしれないから今お伝えします』 という絵本について、感じたことを書こうと思います。
絵本なんであらすじ紹介ってほどでもないのですが、サラリーマン風の主人公に死神がとりついて「お前死ぬから手紙を一通残せ」って言われ、奥さんに別れの挨拶を書くお話なんですね。
めちゃくちゃ評価が高いのです
この絵本、アマゾンで星4.5、読書メーターでも星5なんですよ。
読んでみて、確かにそうだな、と思いました。
と同時に、この本の評価は、世間の「釣った魚に餌をやってない率」と比例するのではないか?と思ってしまいました。
今日は以下ぼくの惚気と自画自賛が入りそうです。
でも、思ってしまったので書きます。
ぼくは結婚して10年経ってますが、普段から感謝とリスペクトを忘れないようにしています。
付き合い始めた頃に、してもらって「ありがとう」と言ったことは、10年経っても「ありがとう」と言わないといけないと思うんですよ。というか、自然に出ないといけない言葉だと思うんです。
「ヨメはもう女じゃなくて母になってしまった」と飲みの席で愚痴ってる方をたまにみかけますが、愚痴ってる人は「男じゃなくておっさん」になってるんですよね、大抵の場合。
いつまでたっても初デートの時と同じ意気込みと装いで休日はイオンに買い物行くべきです。
そういう成人男性向けの絵本でした
ちょっと熱く語ってしまいましたが、きっと著者さんもそういうお気持ちで書かれたんではないかな?と思ってしまった絵本でした。
きっと世の中に「この絵本を読むべき成人男性」が多いのでしょう。
この絵本が評価されるってことは、それだけ冷え切った夫婦や、会話のない夫婦、本音を言い合えない夫婦が多いってことなのかもしれません。
もしそうならとても価値のある絵本なのですが、それってなんか寂しいことだな…と思えて、心から「感動した…!」と言えない本でもありました。
…と、ここまで書くと「なんて愛妻家なんだ…!」と思われるかもしれませんが、そんなこともないんです。
ぼくは自分のためにしている節があります。
ぼくが奥さんに感謝しリスペクトしているからこそ、奥さんもぼくに笑顔を向けてくれ、ぼくは承認欲求が満たされてるんだと思うんです。
奥さんと並んで歩いてて恥ずかしい思いをしたくないおかげで、他の人にも「おしゃれですね」と言ってもらえるんだと思うんです。
ぼくが普段からなんでも興味あることについて話をしてるから「こいつそろそろこの家電買うつもりだな」と察して心の準備をしといてくれるんです。
パートナーを大事にするって自分にとってもいいことがたくさんです。