少し前なのですが、ブログ友達のがっちゃん (id:gu-gu-life)さんと下記リンクの記事にてこんなやりとりをさせていただきました。
ぼくでよければイラストの描き方などについての質問にお答えさせていただきます
がっちゃんさんは、ぼくがnoteの有料記事とかで絵の家庭教師したら需要あると言ってくださったのですが、ぼくの本業はしがないサラリーマンで、隙間時間にちょろりちょろりとお絵かきしている程度なので、そんなぼくの講座は詐欺だろうとも思いますし、ブログは趣味にしときたい気持ちもあり、放課後の学校で「ちょっとこの問題の解き方教えてー」に「いいよー」と答える試験前の同級生のようなトーンで行かせていただこうと思った次第です。
もっといえば「記事のネタをいただいた!」と思ったのですゲヘヘ。
というわけでよければお付き合いください。
繰り返しますが、ぼくは趣味でお絵かきしている程度のレベルで、イラストは我流です。その点踏まえて暖かく見守ってやっていただけると嬉しいです。
がっちゃんさんからいただいた3つの質問
①人物に立体感が出せず、どれもこれもべたっとした絵になってしまう。どうやって人間らしい感じを出しているのでしょうか。
②ペンがぶるっと震えるので、綺麗な線がかけません・・・。ひたすら描くことが近道なのでしょうか。
③構図やデザイン(キャラクターの服や髪型など)はいつもイメージする素材があって描かれるのでしょうか。
それでは順番にいきますね!
1、人物の立体感と人間らしさ
人物に立体感を出すポイントは2つかな?って思います。
①遠近のあるポーズと②面に明暗をつけて塗る
です。
遠近
「遠近のあるポーズ」を描くといっても難しいことは考えず、極端な話「気をつけ!でなければOK」くらいの感覚です。
また、たとえ「気をつけ!」でも、下から見上げるアオリや上から見下ろすフカンといったカメラアングルでも遠近はつきますよね。
遠近を描くためにはデッサン力があったほうがいいのは間違い無いのですが、デッサンを意識して毎回描くのも疲れるので、自分が描きたいキャラのフィギュアを脳内でイメージして、そのフィギュアをグルグル回しみるといいんじゃないかと思います。
「ちょっとイメージしにくいな…」と思われたら、家にあるぬいぐるみでも人形でもなんでもいいので、いろんな角度から眺めながら描くといい気がします。
明暗
一般に明暗を表現するためには、光源を決めてその光源からの光を対象が自身の凹凸に沿ってどのように受けるか、を考えるのがセオリーですね。
でも、これはややこしいのでぼくはこう考えてます。
「お天道様も、照明も頭上にある。だから画面の上は明るく下は暗い。」
パーツの上側にくる面は明るめ、下側は暗め。です。
もう1つは、画面の手前が明るめ、奥が暗め。ですね。
人間らしい感じ
この1つめの質問は
人を描いたのになんか生きてる感じがしない。
↓
生きてる感じがしないのはリアリティが足りてないのではないか?
↓
リアリティのためには立体感が必要なのではないか?
という論法で質問してくださったのではないかと推測しました。(がっちゃんさん、違ったらごめんなさい)
であれば実は、ポイントは「立体感」以上に「量感」なんじゃないか?と思うんです。
量感
確か彫刻の専門用語だったと思うんですけどね。
「そこにある存在感」みたいなものをさす言葉で、ぼくは「重力」みたいなものかな?と思ってるんです。
イラストでいえば、地面があって、地面の上にキャラが存在してて、立ってても座ってても寝そべっててもいいのですが、そのポーズを取るためにどこでバランスをとってるかがわかるか?ってイメージです。
走ったり飛んだりしてる絵だったら「その瞬間体の重心はどこにあるか」でしょうか。
ここがしっかりしてれば、実は立体感は二の次でもいい気がしてます。
ちゃんと立ってる感が伝われば立体感とか大丈夫!(のはず)
立ちポーズであれば足に、座りポーズであればお尻に重心が乗ってるかどうか、です。
むむぅ…長くなってきたので、今日はここまでにさせていただきます!
このシリーズ、熱く、長くなりそうです!!