前回の記事で、瀬戸内国際芸術祭2019の話をしました。
本当は「沙弥島に行ってきましたー!」的な内容にしようと思ってたのですが「沙弥島は子連れでもアクセスしやすいですよ!」って話で終わってしまったので、今日こそ沙弥島のレポをしたいと思いますの!
あ、ブログで旅レポをしまくるうしるきゅん(id:UrushiUshiru)の口調がうつっちゃったよ!
というわけで、今回はうしるきゅんを見習って写真多めでいってみます。
せっかくなので、アート作品に関してはぼくがどう感じたかも描いてみようと思いますね。
あと、ぼくは「アート作品は鑑賞者が自由に見ていい」と思っていて、ここから書かれるのはその考えに則った勝手な個人的解釈です。
また、瀬戸内国際芸術祭の作品は、波の音や潮の香りなんかと共に現地で見て感じてはじめて良さがわかるものなんじゃないかと思うので、写真だけでは全てが伝わりきらないこともご了承くださいね!
沙弥島の記録
残念ならが当日は曇り空でした。
写真栄えは悪いですが、実は暑さで体力を削られないという意味ではいい日でした。
沙弥島はずっと瀬戸大橋が見守ってくれるロケーションです。
前回も書きましたが、瀬戸内国際芸術祭はこの看板と手元の地図をたよりにアート作品を求めて彷徨うのが醍醐味で、これみるとテンションが上がります!
こういう、もともとある島の景色が「旅して来た!」感を演出してくれるのも好きです。
思わず撮ってしまった。
浜辺にカラフルな網が見えてきました。
網越しに、海を眺めてみました。
「香川県の浜辺から、海の向こうに広がる都会を想像すると、そこはカラフルな大都市」みたいな、地方で10代を過ごした人みんなが抱く妄想を思い出したりしました。
芸術祭の舞台になってる島々の、成り立ちというか創成にまつわる伝承や民話がパラパラ漫画になってるゾートロープみたいな装置。
上についてるグリップを自分で回して絵を動かすことで、神様視点で「島の創成を追体験する」ような感覚でした。
ビニール?のテントというかドームというか、内側にびっしり絵が描かれていて、寝そべったりして鑑賞しました。
全方向に描かれた島の景色?に包まれていると、島という世界に守られているというか、ベタな言い方をすれば母親の胎内にいるような気持ちになってきます。(胎内にいた時の記憶はありませんけどね!)
出入り口のファスナーのところに扉の絵が描いてあるのが面白いですね!
沙弥島に限らず、廃校が展示会場として使われることは多いですね。
元調理実習室かな?おしゃれな看板がぶら下がってました。
日本の食品とイランの食品を同時に並べてありました。
そういえば、ぼくらの知ってるイランって、きな臭い話ばかりで、普通の人との普通の日常ってあまり想像ができませんね。知ってるようで知らない外国のいろんなこと。
教室の中で、船の上にひかる月を見ました。
かつてここで勉強した子どもたちの思い描いてた夢に思いを馳せました。
これはわかりづらいのですが、映像作品でした。
手を使って砂を動かして次々いろんな絵が生まれては消えていくヤツ。
手前の旅人のようなフィギュアが、世界観に感情移入しやすくいい感じでした。
夜空に広がる刻一刻と姿を帰る世界の様子、みたいな。
あ、笑ってる!
人工知能とマイクが付いていて、遊びながら会話ができるシーソー。
廃校になって子どもがいない校庭で、いったい彼は誰を待つというのでしょう?
そう考えると、乗らないわけにはいきませんでした。
しかしうまく会話はできませんでした。
「今日は調子悪いみたいですね」とスタッフさんに言われました…誰にだってそういう日はありますよね!
これは瀬戸大橋記念館の裏手にある作品です。
椅子好きとしては座らないわけにはいきません。
瀬戸大橋とぼくの間にモニュメントがあったので、この方が橋を渡ってるアングルで撮ってみました。
本州と四国の夢の架け橋って感じですね!
そう考えたら、この椅子も歩いて橋を渡ろうとしてるように見えてきました!
沙弥島には、ぼくの大好きな東山魁夷さんの美術館があります。
前回紹介した芸術祭のパスポートで割引で入れます。
「東山魁夷記念日経日本画大賞展の大賞受賞者」というお二方の作品を紹介する特別展をしてたのですが、これがとても良かった!
「こんな色の塗り方と視点があるのか!」「こんな墨の使い方があるのか!」と感動しました。
以上です!
写り込んだ皆様にモザイクを入れるのが面倒くさかっ…肖像権に配慮し全ての作品を紹介することはできませんでしたが、沙弥島の様子とぼくの感じたことが少しでも伝わったでしょうか?
最初にも書いた通り、沙弥島はアクセスのしやすさからぼくは個人的にもっとも子連れでもいきやすい島だと思ってます。
そして、実は翌日あ2番目にアクセスしやすい島にも行ったので、そのお話を次回しようと思います!