平面性とリアリティの間で揺れながらお絵描きする

気がついたら9月もだいぶ経ってしまいましたので、ぼくが毎月トップ絵を描かせてもらっているポータルサイト「GAMEHA.COM」さんとこに提出した今月のイラストを今日はご覧ください。

GAMEHA9月のトップ絵

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このブログでお馴染みなのは、ぼくがデザインした金髪のジュリアですが、GAMEHAには他にもオリキャラが大勢いまして、今月は創設の時からオリキャラの看板を背負っているポニーテールの女子高生「水綺」ちゃんと言うキャラです!

よければ以後お見知り置きをー。

さてさて、こんな感じで相変わらず趣味でダラダラとお絵描きしているぼくですが、今日は絵を描きながらぼんやり考えてるとあることについて書いてみようと思います。

普段はサラリーマンしているしがない日曜絵師の考えてることなので、稚拙な部分は多々あることかと思いますが、ご興味ありましたらお付き合いください。

「写真みたいですね!」って言われると「しまったな」って思うんです

ぼくは「わざわざ絵で表現するなら絵じゃないとできない画面をつくりたいな」って思ってるんですね。

とはいえ、あまりに現実とかけ離れすぎた絵づくりをすると、今度はその絵に感情移入することができませんよね。

なので「絵でしか表現できない世界を描きつつも親しみを感じる絵」を、絶妙なバランスで自由自在に描けたら楽しいだろうなーって思うんです。

「ファンタジー世界のこと?」って思われてしまうかもしれませんが、世界観だけでなく、実際の人体ではありえないようなデフォルメとか、現実にはないような配色とか、そういったことも含めてです。

「独特な絵柄なんだけど惹きつけられる」と言ったら良いでしょうか?

そう思ってもらえる線や色が画面に刻めたら嬉しいんです。

なので「絵じゃないとできない画面をつくってる」って意味で、ぼくの中では印象派絵画も萌え絵も同列で楽しめるものなんです。

絵はなんでも楽しい。

これは「リアルな絵を否定してる」ってわけではないんですよ。

あえて実物と見間違えるようなリアルな絵を描くことで、写真が登場して以降の絵の価値について改めて問う、みたいなテーマはとても価値あることだと思うのです。

ただ、ぼくにはそこまでの超絶技巧はなくて、ぼくがそれやるとだたの「写真みたいな絵」になってしまうんですよね。精進精進。

「言わないでくださいね」ではないです

絵の感想でもらった言葉で「嬉しい」「悲しい」ってのはあるんですが、どう思うかは「見る側の権利」だと思うんですよね。

「写真みたいですね〜!」ってのも「リアルな絵か描けるなんてすごい!」って心から思って言ってくださってるんだと思います。

なので「そう思いましたかー!」「どのへんからそう思われました!?」とそういうコミュニケーションがそこから始まって、色々と新たな気づきがあって、ありがたいんです。

表現は人によって自由で良いと思います。

「自由ではならない」という考えの人がいても良いと思います。

自分の信念を込めた作品が並んでると楽しいですよね!

ぼくみたいな舌ったらずは絵で言葉を発してますから、絵を補助輪にいろんな方とコミュニケーションができたら嬉しいです。

というわけで今後もよろしくお願いします。

あ!

GAMEHAのトップ絵はファンティアでも公開されてますのでよろしくですー

fantia.jp