お題「#おうち時間」
先日「日曜美術館」を見て、人類は疫病がはやるたびに素晴らしいアートを生み出してきたという歴史に感銘を受けたぼくは、今流行っているアマビエアートに自分も参加してみたくなりました。
制作の手を止めるたびにスクショ画像をTwitterに上げて、みなさんと家にいながら一緒に絵を描いてる感を楽しみつつ、制作を進めさせていただきました。
以下、その記録をまとめさせていただきます。
アマビエ様を描いてみるっす! pic.twitter.com/Dm5Oo7Twht
— りと (@RitoJHS) April 28, 2020
目指したのは妖艶さでした。
昔から、かっこいい系のイラストが好きなのですが、なぜか可愛い系の方が評判がいいぼくです。
アマビエ様、進捗!ここからがオタノシミっす〜! pic.twitter.com/IRisjL6GG1
— りと (@RitoJHS) May 1, 2020
線画の清書です。
ぼくは板タブを使って描いてるので、丁寧さはこれが限界です。
しかし液タブは以前、眼と肩を崩壊させかけたことがあるので封印しています。
多分ぼくは液タブを使うと寿命を縮める呪いにかかってるんだと思います。
アマビエ様、下塗りができた!ここからいよいよ楽しい時間。あ、子ども起きた…。 pic.twitter.com/dp1kx96gd6
— りと (@RitoJHS) May 1, 2020
ここまでは線画レイヤーの下に色を塗っていくのですが、ぼくはこの辺りからレイヤーを統合してしまいます。
よくレイヤー分けせずに描いてることを皆さんに驚かれるのですが、ぼくからすると、たくさんのレイヤーを使い分ける皆さんの方がすごいです。
やっぱ、根がアナログなんですよねぇ〜。
アマビエ様、今日はここまでだなー! pic.twitter.com/CBjsfK4Jlu
— りと (@RitoJHS) May 2, 2020
この、レイヤーをまとめてしまって描く進め方のいいところは、塗りながら輪郭線を修正できるところなんですよね。
はみ出した線を消したり塗り潰したり、場所によって色を変えたりしながら画面の密度が上がっていくのがとても楽しいです。
アマビエ様、海からざぶーんと出てくる感じにしたい…! pic.twitter.com/qAG0BkOKAP
— りと (@RitoJHS) May 3, 2020
実は当初から「海からざぶーんと出てきたとこ!」って感じにしたかったんですよ。
板尾課長のイメージですね。
あとで調べたら板尾課長って、最初は係長だったんですね。
アマビエ様、だいぶできた!あとは仕上げだな! pic.twitter.com/716YezBiRN
— りと (@RitoJHS) May 3, 2020
最初は背景を浮世絵風にしようと思ってたんですよ。
ぼく日本美術大好きだし、アマビエは日本の妖怪だし。
でも今、水を浮世絵風に描くと「鬼滅の刃っぽいな!」って印象になることがわかりました。
「浮世絵風にしたい」と「鬼滅っぽくしたくない」という思いの間で揺れながら描きました。
てなわけでこちらが完成です。
頭の中で「こうしたい!」ってイメージがあるんですが、なかなかそうならないんですよね〜。
なんでかなー?って思うんですがはたと気がつきました。
「イメージ通りのイラストが自由自在に描けてたら、おれサラリーマンやってなかったな!」 と。
というわけで、ぼくはぼくの描ける範囲で今後も楽しくお絵かきしていきたいなと思った次第です。
こうやってコツコツと、線を一本一本、色を一色一色置いていくってのは、祈りを捧げるのになんか似てますよね。
こうやって人類は疫病と闘ってきたんだろうなーって思いました。
それにしても!
これくらい時間をかけたイラストが3日で描けてしまいました。
外出自粛を絶対歓迎してはいけないと思いつつも「こんなに充実してるゴールデンウィークはいつ以来だろう?」とか思ってしまっているぼくです。
イラストと並行して、アナログの絵も書いてるんですよ。
こんなに長時間、絵筆やペンタブ持っていられるなんて…!と喜びに震えています。
これが「パチンコや登山行っても感染しないけど、絵を描くと感染が広まる。」なんてウィルスだったらどうしようかと思いますね。
運が良かった、ホント。
そんなこと考えながら、家に篭って好きなことを楽しむという、ぼくにできる感染拡大防止に全力を注いでいる今日この頃です。