【読書感想】『女帝 小池百合子』すごい本を読んでしまった

方々で話題になってて、都民でもないのですが気になったので読んだらすごい本でした。 

女帝 小池百合子 (文春e-book)

女帝 小池百合子 (文春e-book)

  • 作者:石井 妙子
  • 発売日: 2020/05/29
  • メディア: Kindle版
 

著者さんが4年かけて周辺の人へ聞き込みを行った結果集まった声と、そこから見えてきた人物像について書かれているわけなのですが、ぼくはこれをどう受け取るべきか今は「保留」にしています。

といいますのも、この本に書かれてる事がホントなら、現在とんでもないホラ吹きが東京都という大都市の代表を勤めてることになってしまうんです。

逆にウソなら、出版という力を使って、1人の女性の名誉をこれでもかというくらい激しく傷つけていることになります。

それくらい、衝撃的なことが書かれまくってる本でした。

果たしてどっちなんだろう?と考えていたら、1つ重大なことに気がついてしまいました。

この本の内容がホントだった場合、マスメディアは数字が取れそうな話題ならウソでもホントでもお構いなしに裏取りもなしに大々的に報じて該当の人物を祀りあげていくのだということになります。

逆にウソだった場合も、これまたやはり間違った情報をさも本当のことのように書いて出版し、書店で平積みにするのだということです。

つまり、どちらに転んでも「世の中には嘘の情報が本当のように報じられてる」という事実だけが確定するわけですよ。

これは、いち庶民にはとても恐ろしいことのように思いました。

最近なんか、いろんなことが「わけわからないな」って感じて怖くなることがあります。

モリカケ問題以降とくに顕著な気がしますが、ひょっとしたらもっと昔からあったのかもしれませんね。

いろんな力が働くようになって表に出てくるようになっただけなのか、ぼくが大人になっていろんな情報に敏感になったのか、単にそーいうことする人が増えたのか。

それもよくわからないです。

というか、今思い出しましたが関東大震災の時も「外国人が火を放ってまわってる」て報じられたんですよね、たしか。

あれもウソだという人とホントだという人が今だにいて、実際に見てないぼくにはよくわかりません。

最近の日本学術会議の問題も、なんか不都合なこと言いそうな人たちがハミにされてるだけのようにも見えるし、よくわかりません。

いろんな著名人がぼくには理解できないようなツイートをされてるのも理由がよくわかりません。

よくわからないことだらけです。

きっと、最後はそれぞれが自分で判断するしかないんでしょうね。

そして、自分が正しいって思った方向とか道に向かって、えいや!って足を踏み出していくしかないんでしょうね。

でも、悩む時間はそんなに与えてもらえないし、選ばなきゃいけないものは理不尽なくらい多くて「いつか後悔する日が来たらどうしよう?」なんて不安が募っていくのは、やっぱり秋のせいでしょうか。