マイナポイントを貰おうと思ってマイナンバーカードを作ったんですよ。
ブログを書いたり読んだりする方はネットやITが身近な方が多いでしょうから、おそらく多くの方がネットで申請されたことと思います。
自宅でスマホやPCから申請ができるんですよね。
我が家も奥さんに頼まれて、家族全員分をやることにしたのですが、あれめっちゃ面倒くさいんですよね。
証明写真もスマホのカメラで撮ったものでいいとのことで、顔がちゃんとわかるようにして、背景が真っ白でとかいろんな条件をクリアできるポジションを家の中で確保して、子どもを順番に並ばせてとりました。
申請は世帯いっぺんにはできないので、1人ずつ申請の手続きに必要な情報を入力して申請確認メールを受け取って…を延々繰り返してって、今思い返すとそれはそれは果てしない旅路だったように思います。
そんな出来事も脳内ですっかり靄の向こうに消えかかった頃、無事交付通知書が手元に届き、市役所の交付窓口へ赴きマイナンバーカードの実物と対面したわけですが、ここでとんでもないことをしてしまったことに気がついたのです。
そうです。
酔っ払ってるんです。
カードの写真の自分が。
もっといえば、1日の仕事を終えて家に帰り、部屋着に着替えた後のくたびれたおっさんが酔っ払って写っているのです。
ぼくがマイナンバーの申請を頼まれたのって夕飯のときだったんですよ。
「じゃあ食べおわったらやるよ」
って言ったとき、ぼくはすでにいい感じに出来上がっていたわけです。
へべれけ状態で「おまえらこれから写真を撮るから順番にそこへ並べぃ!あ、こら動くな!じっとしろ!笑うな!」とか子どもたちとすったもんだやったあとの自分の顔なんて、もぉテキトーに撮るじゃないですか。
確かに画像を添付するとき一瞬「酔ってる顔で撮っちゃったなー」とか思いましたが、もう面倒くさくて撮り直す気にはなれません。
そのまま申請ボタンを押したのでした。
そして時は経ち、市役所の窓口で担当の方に「本人かどうか一応確認させてください、あ、本人ですね!」と部屋着で頬を赤らめているマイナンバーカードの中のぼくと、出勤前にジャケットを着たシラフのぼくが「同一人物である」と言われるこの時空が歪む感じ!
この酔っ払った顔をぼくの存在証明として、これから10年付き合っていくことになるわけですね。
よっぱらいのぼくに乾杯。
もしネットで申請できるシステム作った方がこの記事読まれてたら「せっかくしたのに文句言うな!」って感じですね、ごめんなさい。
ジュリアは未成年設定なので、グラスの中身は葡萄ジュースです。