LINEMO、ひとりでできるもん!

ブログで何度か書いたことがあるんですが、ぼくはスマホのキャリアについて、SoftBankで新しい端末を購入し、縛りが開けたらワイモバイルに移動して安く使い、機種を買い替える際にはまたSoftBankに戻って割引を受ける…というループを利用していたんですね。

ところがこのたび、年末だったかに飛び出だした「携帯料金安くしなさい」発言に対してSoftBankからのアンサーで登場したLINEMOに移行したので、今日はこの件で感じたことをダラダラと書いてみようかと思います。

まず「LINEMOとは?」って話からはじめるのがブログっぽいとは思うんですが、面倒なんで皆さん検索かけてみてください。

どうです?

かけてみるとお分かりになるかと思うんですが、検索結果の2ページ目以降くらいになると、LINEMOではなくLINEモバイルの話ばっかり出てくるんですね。

一応確認しときますが、LINEMOとLINEモバイルは別物です。

LINEMOをはじめ、このタイミングで一斉に始まった大手キャリアの格安ブランドって、店頭では受付をしていないんですよね。

手続きは全てネット上で行い、移行作業も自分でする必要があるのです。

なので登場前から「ネットリテラシが高くないと利用できず、デジタルに強い人だけが得をして、格差の助長になるのでは?」みたいな論がありましたが、もはや目的の情報にありつけるかどうかってところから試されるわけです。

それからぜひ触れたいのがSIMカードについてです。

最近のスマホはeSIMといって、通信キャリアを変えたら物理的に差し替えるカードを、ネットからスマホ内にダウンロードしてきて、スマホの画面上で切り替えられるシステムが搭載されてるんですよね。

LINEMOの移行作業画面でも途中で「SIMカードにしますか?それともeSIMにしますか?」と、泉の女神のように聞いてくれるシーンがあります。

せっかく搭載されてる機能ですし、カードが郵送されてくるのを待たずに思い立った日に作業が全て終えられるのがeSIMの良いところなわけです。

しかしeSIMの選択画面にはこう注意書きがされてるんですよ。

「上級者向け」と。

この上級者とは何をもって判断すれば良いのでしょう?

かれこれ20年近くネットで遊んできたぼくは、果たして上級者なのかそれともまだまだひよっこなのか?

iPhoneは確かに4Sがデビューでしたが、iPod touchの初代を使っていたぼくは上級者なのか初心者なのか?

結局、新しいもの好きなぼくはeSIMを選択したわけなのです。

とこがここからが受難の時間で、ネット上に天使のように舞っているSIMカードをスマホに降臨させ、今現在スマホ内で稼働中のSIMカードと世代交代させるってイメージはつくんですが、なにせ初めての作業です。

うまくできないんですよ。

LINEMO公式からメールで送られてきたマニュアルがあるにはあるのですが、非常に単純明快で、どれくらい単純明快かというと某スウェーデンの家具屋さんの組み立てマニュアル並みです。

そして分からないところを調べようにも先述の通りLINEモバイルの情報ばかりがヒットし、公式サイトのチャットに問い合わせてみると返事をしてくれるのはAIで、こちらの細やかな心の機微には対応してもらえないのです。

数日間外でiPhoneつかえないんじゃないかと心配になるくらいでしたが、どうにかこうにか移行作業を終えることができました。

 

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キャリアの料金がどえらい高いことは皆さんご承知のことかと思います。

機種変の端末割引分や、国内余すことなく常時接続できるインフラ整備のために料金が高くならざるをえず、使えば使うほど特になると揶揄されることもありますが、もしかしたらそれ以上に、手厚いユーザーサポートに料金が使われてるのかもしれないなと、戦いを終えたあと思いました。

確かに契約は複雑で、うっかりしてると抱き合わせでモバイルバッテリーとか保護フィルム代とか上乗せされかねない場所がショップではありますが、わりと「ネットで調べれば一発なのになぁ」なんて質問をしに来られるご年配の方も見かけたりします。

ぼくはいま、職場でガジェット係みたいなことを請け負っています。

といってもIT関連の仕事ってわけではないので、専門業者との窓口みたいな係なんですが、それでも同僚や上司から「プロ」とかなんとか言われて、日々「サーバーにアクセスできないんだけど?」「LANケーブル抜けてますよ?」みたいなやりとりをしてるんですが、1人が10分質問してきても6人対応するだけで1時間取られるわけで、ぼくの時給が仮に1000円だとしたらそれは1000円分の値打ちがあるわけです。

つまりそーいうことなのかもしれないなーって、あらためて思いました。

www.linemo.jp