子どもにiPhoneを持たせている

我が家は小学生の子どもたちにスマホを持たせていて、習い事の送迎の時の連絡なんかに使っています。

と言ってもぼくと奥さんが使ってたiPhoneのお下がりをファミリー共有かけて持たせてるんですね。

iPhoneユーザー以外の方のためにAppleのファミリー共有についてちょろりと捕捉しますと、指定したAppleのアカウントを「この人たちは私の家族です」って自分のアカウントに紐付けるシステムで、有料アプリとかを一緒に利用できたりできるんですが、「この人たちは私の子どもです」って設定もできて、そうしとくと一定の管理下に置けるようになるんですね。

考え方は各家庭でそれぞれかとは思うんですが、ぼくは通信キャリアの有料プランを使わなくても、この範囲で子どもの管理というか見守りはできるんじゃないかなーって思ってます。

必要なことは話して聞かせて、自分たちでも考えられるようにするっていうか。

まぁ、もうちょっと大きくなって知恵をつけはじめたら逆に手綱がいるんじゃないかな?なんてことは思わないでもないです。

というわけで、うちの子たちはぼくが購入したドラクエやFFのアプリが遊べるわけなんですよ。

振り返ってみると、ぼくは小学生時代FFでFFで仕方なかった頃です。

どれだけあの壮大でドラマチックな物語に胸を躍らせ、感動し、ときに泣いたことか。

しかし、どうも我が子らは気が乗らないらしいのです。

あつもりやスプラトゥーンをアホほどやっているにもかかわらず、です。

いわゆるJRPGっていうのは今の流行りじゃないんですかね、やっぱ。

ぼくが子どもの頃親が見てた時代劇を「古臭!」と思ってた感覚なのかもしれないですね。

そんなぼくは最近『閃の軌跡』シリーズをプレイしています。

英雄伝説 閃の軌跡I:改 - PS4

英雄伝説 閃の軌跡I:改 - PS4

  • 発売日: 2018/03/08
  • メディア: Video Game
 

 以前この、いわゆるファルコムの「軌跡シリーズ」の『空の軌跡』がどえらい好きだって話を書いたことがあるのですが、空の軌跡の次の次のシリーズがこれなんです。

rito.gameha.com

 発売になってから結構経つんですが、方々で噂される評価があんまり高くないんで、後回しにしてたんです。

でも、ちょっと前にリメイクが出て、そのリメイクには倍速モードとかついてるし、そろそろ中古が手頃な値段になってきたので遊びはじめたってわけなんです。

やってみると、評価が高くない理由がよくわかりました。

なかなか話が進まないんですよ。

ただ、そこがこの作品のいいところで、この物語って最初の空の軌跡から全ての物語が同一の舞台で数珠繋ぎになっていて、あっちのこのエピソードがこっちのそのエピソードと繋がってる、みたいな展開なんです。

なのでこのシリーズを順番にやっていかないと深みが出ないし、物語が盛り上がるのにも時間がかかるんです。

これは、普段からYouTuberの皆さんが編集に編集を重ねて面白いシーンばかり繋いだ動画や、オープニングトークもなくコーナーが始まる今のバラエティ番組とかに慣れてる世代には辛いものがあるかもしれません。

しかし、ぼくみたいな日頃から小説を持ち歩いて隙間時間にちょっとずつ読むようなタイプのゲーム好きには「ご馳走」です。

聞くところによると最近は、内容は知りたいけど時間をかけたくないからと、話題の小説や映画のネタバレネット記事に需要があるご時世だそうですし、そういった時代には完全に逆行しているものだなーって思います。

そういえばドラクエってそういう仕掛けがいっぱいありましたよね。

なんてことない村人が話してくれたエピソードが、主人公の出生の秘密に繋がってたりするんだけど、そのことについて深く言及されることもなくゲームは終わるので、プレイヤーがそーいう情報を整理整頓して組み立てて舞台裏の設定を脳内で構築して感動する、みたいな。

1人じゃできないから友達と情報交換してみんなで物語を紡ぐ、みたいな。

かなりコミュ力のある遊びでしたね。

「昔はよかった」なんて話にするつもりはないですし、どっちが良いとかそういう話でもないですが、子どもにiPhoneを持たせてやると、いろいろと視点が広がるなーって思ったのでした。

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…と、ここまでの話に全く関係ない今練習で描いてる絵の途中経過を載せて終わります。

あ、iPhone持ってるからギリギリ関係アリか!