青春は90年代と共に

Kindle Unlimitedで『銀河戦国群雄伝ライ』が全巻無料になっていたので一気読みしました。

銀河戦国群雄伝ライ 1

銀河戦国群雄伝ライ 1

  • 作者:真鍋譲治
  • 発売日: 2018/05/30
  • メディア: Kindle版
 

この漫画、ぼくが中2の時にアニメやってて見て「かっこいいなぁ!」って一時期ハマってたんです。

原作が連載中だったためにアニメはなんか最後するっと終わって続きが気になってたんですが、なにせドラゴンマガジンはコミックスが一冊900円(880円でしたっけ?あれ?)だったもので当時の財政事情的にとても苦しく、たまに立ち読みしつつも読まなくなてしまってた漫画だったんですが、最初から通しで読むとめっちゃ面白いですね!?

「スターウォーズと三国志を混ぜた感じ」といえば良いでしょうか?

それとも「中華風銀河英雄伝説」?

「竜我雷」という主人公が一兵卒から天下統一を目指して大きくなっていく姿を追う物語が綴られるわけなんですが、宇宙が舞台なので宇宙船に乗って戦うのに甲板に出て合戦するし、旗は翻りまくってます。

そのことに関して「無重力とは?」「宇宙は真空なのでは?」とか言っちゃうのは野暮な話で、その独自の舞台設定はまさにオンリーワンというか「キングダムにハマってる人はみんな読んだほうがいいっすよ!」って言いたいです。

こういう戦記モノというか大河ドラマ系って、ほんとどこで誰が死ぬかわからないじゃないっすか。

大切な人を要所要所で失いながら突き進んでいく姿は、手にしてるものが増えてってるのか減ってってるのか…なんか切なくなりますよねぇ。

この漫画も、いいキャラがいいタイミングでどんどん散っていきます。

そこが辛くもあり、読む手を止めさせないんですよね。

「死ぬなよ?死ぬなよ?死ぬのか?あー死んだ!」みたいな。

あと、なんて言うんでしょうね?

うまく言えないんですが、紙面全体から醸し出されれる90年代感といいますか、雰囲気がすごく良いんですよね。

なんか一瞬で気持ちを10代にさせてくれるっていうか。

「そうそう!こういう感じの漫画ばかり一生懸命読んでた読んでた!そして友達と語ってた!!」って思わせてくれるんです。

この頃、みんな髪が逆立ってたましたよね。

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この感じ。

剣心も志々雄真実と戦ってたころはこんな感じでしたが、

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雪代縁と決着つける頃にはこうなってましたよねー。

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でも、今やってる北海道編ではまたちょっと90年代ヘアに戻った気がします。

そんなツンツンヘアですが、ボクら世代が愛した漫画テクニック雑誌「コミッカーズ」によると「超人ロックが元祖」と書いてありました。

なるほど。

あと、009みたいなこのアングルから眉間にかかる前髪をこんな感じで流して描くの、憧れましたよねぇ〜。

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これ描いてる時に寝てた次男が泣き出したので慌てて保存したら頬の傷を忘れた…。

ぼくの描くイラストもだいたい髪がちょっと跳ねてて、それはこの頃の影響を色濃く受けてるからだろうなぁって自分で思います。

当然、自分にとってはいい感じに見えるように描いてるわけなんですが、きっと若い方、それこそ10代くらいの方が見られると、古い絵柄に見えるんだろうなぁ、とか思ったりします。

まぁ何にせよぼくはこれでご飯食べてるわけではないので、それこそ自分が面白楽しくそれでいいわけで、またこのブログには同じ頃の漫画を血肉にしてた同年代の心の友が大勢出入りしてくださってて、そのおかげで今日も楽しくブログを書いたり読んだりさせてもらっております。はい。