先日、ブログ友達のゆきにー (id:yuki_2021)さんの記事に対してぼくの心の中で共感の嵐が吹き荒れていました。
ゆきにーさんは、ぼくの拙い語彙力で要約させていただくと「そんなつもりはないのに意識高い系みたいな記事を書いちゃう」という内容のお話を何回かされてました。
読者登録してくださってる常連さんはご存知の通り、このブログはぼくが日々思ったことや感じたことやよかったモノ・コトについて、だらだらっと語る日記状態となっております。
ぼくが最近目標としていることは、要するに「なるべく労働生産性を上げて働くことで残業時間を減らし、自宅の書斎エリアに少しでも長く篭りたい。」ってことです。
で、これは「いつかそーならないかな〜」って指咥えて待ってても誰もしてくれないので、自分のできる範囲で工夫して作っていくしかなくて、そのための日々の取り組みが、なんか意識高い系色を帯びるんですよね。
ってここまで、ゆきにーさんのこちらの記事とほぼ内容が同じになってしまってました。
でもやっぱ「なんかいいことないかな〜」って言ってる人の多くって、上を向いて口を開けて「いいこと」が落ちてくるのを待ってるだけに見えて、自分から探しに行く行動を起こしてるようには見えないことが多いなって思うんです。
と、思ってることがすでに自分で「意識高い系だなこれ」とか思います。
そんなぼくも御多分に洩れず、20代の頃に自己啓発本をよく読みました。
ただ、ぼくはこのテの本が流行ったのは仕方がなかったというか、何度もこのブログで書いてるんですが、ぼくらロスジェネ世代は就活時期に、子どもの頃から聞かされて育った世の中のルールがごっそり変わってしまったことに翻弄されまくったんですよね。
で、どうにかこうにか就職しても、先輩たちは「昔はよかった」と虚ろな眼、もしくは遠い目をしてたかと思えば突然その眼を血走らせて「お前らは即戦力だ!」と鞭降ってきたり、周りを見渡しても死屍累々で、そんな中でもこれからの自分の人生をなんとかしないといけなくて「辛くても仕事があるだけありがたいんだ!」って自分に言い聞かせて、そんな中掴んだ藁が、書店でキラキラしてた自己啓発本だったんですね。
このバタバタは、その後リーマンショックと東日本大震災が続いたせいでまんまと尾を引きましたよね。
今度は社会のルールだけじゃなくて価値観も変わっていってて、それでもひたすら突っ走り続けてやっと現在に至るって感じで、そりゃこれだけ世の中が高速回転して、現場は混乱しっぱなしなら、若い方が職場の先輩上司より書店のキラキラ本に頼りたくなるのもよくわかります。
そんな中で楽しく生きていこうと思って日頃から戦略を練り続けて実践する姿と、キラキラ本のサクセスストーリーにクルクルと踊らされてる姿はダブって見えても仕方のないことだな、思う次第です。
もう、なんというか、ホント仕方ない。
仕方ないというしかないから、ゆきにーさんの話は他人事じゃないし、気持ちもよくわかる…!
それでもぼくは、楽しく生きていきたいので、今日もあの手この手を練っていこうと思います。
最後に、まさにこれからこんなポイズンな社会に出ていこうとされてる方は、確かに今コロナで社会が大変なことになってますが、若い頃にルールが変わったことも知らずに突っ走らされて苦しかった経験をして「2度とあんなことしちゃいけない。若い世代に同じ経験させちゃいけない。」と思ってるミドルリーダーも現場にいるので、キラキラ本だけに頼らず、身近な先輩上司にも頼ってもらえたら良いなと思うし、頼ってもらえるように振る舞いたいなと思っております。