今日はちょと、普段ゲームをやらない方にはピンとこないかもしれない話をしてしまいます。
RPGとかやってると「ためる」とか、それに類するコマンドがありますよね。
これは戦闘の時に、一回行動を休むことで力を溜めて、次のときに2倍のダメージを相手に与える技ですね。
「結局一緒じゃん」なんて思ってたら「FF3」の空手家の「ためる」は「次回敵に与えるダメージが3倍になる代わりに、その間に相手から受けるダメージも倍になる」という、駆け引きを楽しませてもらえるようになってて「おもしろいな」って思ったもんです。
それはさておき、この「ためる」ですが、日頃ぼくらがよく使う「がんばる」と似てるなって思うんです。
厳密に言えば「ためる」の前借りかも知れません。
本来のパフォーマンス以上の力を出す代わりに、休みが必要になるわけです。
頑張らなければ常に一定の力を発揮できるわけですが、頑張ったら休まないといけない。
休まずに頑張り続けるから体調を崩してしまうんですよ、きっと。
ぼくは仕事ではいつも70パーセントの出力を意識しています。
そして「ここぞ」という時には120パーセントの力を出します。
以前この話をブログで書いたら、通りすがりの方に「残りの10パーセントはどうした?」って突っ込まれましたが、仕事で100パーセント使い切ったら家帰ってお絵描きもブログもできないのです。
まぁ、それは半分冗談の半分本気で、10パーセント余力がある方が、心にゆとりがあって精神衛生上いいとも思ってます。
「今日も頑張ったな!」とか「今日もいい仕事したな!」って振り返る力は残していた方がいいっていうか。
経営者さんによって考え方はまちまちでしょうが、ぼくは組織全体でも10パーセントくらい余力がある方がいいと思うんです。
こういう余力があった方が、有給取りやすいですよね。
本当は20パーセントがいいくらい。
というか、有給は「権利」ですから、スタッフが有給取れる余裕を作ることは、経営者側の義務なんじゃないかと、しがないミドルリーダーポジションなぼくは好き勝手に思っていますし、思っているからこそぼく自身、気分で有給が取れるのです。
そんなわけで、人生常に頑張る必要はないし、頑張ったら頑張ったのと同じだけ休んだ方がいいと、子どもの頃からゲームに親しんだゲーム脳なぼくは思います。
ところで、最近はなんか、使ってる武器が銃火器であろうがなかろうがゲーム内の「攻撃力」のことを「火力」と呼びますよね。
いつの間にかみんなそー呼んでるなぁ…って思いました。
あのルーツは何なんでしょうね?ご存知の方いらっしゃましたらご一報お願いします。
盾役のキャラも「タンク」って呼ばれますね。
あれはなんとなく、オンラインゲームからかな?って思ってます。
ぼくらは、ライアンのことをタンクとは呼ばなかったし「アリーナの火力半端ない」とも言いませんでした。
こういうのも、なんか時代の変化を感じられて楽しいですね。