りとブログ

オリジナルイラストと読書感想と雑記が主な成分のブログです

「絵描きなら作務衣を着ろ」と言われた

最近飲み会がないので、昔飲み会の場で言われた印象的なフレーズを1つ紹介しようと思います。

ぼくが絵を描いてることを話たところ

「絵描きなら作務衣を着ろ!」と御年配の紳士に言われたことがあるんです。

ははは〜と笑いながらも、え?なにその固定観念!?マグリットみたいに制作中はスーツに着替えてた画家だっているのに!作務衣は陶芸家やラーメン屋なのでは!?

と咄嗟に思ってしまいました。

この自己矛盾、おわかりいただけたでしょうか?

絵描きなら作務衣を着ろと言われ、相手の固定観念にうんざりしつつも、作務衣を着るのは陶芸家やラーメン屋でしょ?って自分も固定観念を抱いてしまったのです。

これでは、同じ穴でトグロを巻いたのんべえのムジナです。

愕然としました。

固定観念とは難しいものです。

そういえば、ラーメン屋さんは昔は洋食屋のコックスタイルだったんですが、ある時から作務衣が主流になって、店内にポエムを飾るようになって、中華料理から日本食になったって本を読んだことあります。

確か、この本だったと思います。

ところでなんで作務衣なんでしょうね?

元々は、神社仏閣で着られる作業着でしたっけ。

つまり求道者のイメージなんでしょうか。

でも、美術は術であって、剣道や書道みたいな道じゃなのですよね。

あれ?でも武「術」を嗜む人も「道」着を着ますね?

日本語は難しくて面白いなぁ。

まあいいか。

形から入るのも大事なことだと思うんですが、形にこだわりすぎるのもまた弊害がありそうです。

絵なんて、スーツでも作務衣でもふんどしでも自分の描きやすい衣装で描けば良いのです。

ネクタイを締めることで仕事モードのスイッチが入る人もいれば、一気に憂鬱な気分になる人もいるわけです。

スーツスタイルで仕事をするのは大事なことだと思いますが、これだけ寒いと「全身ユニクロで働かせてください!」と土下座したい気持ちに駆られます。

というか、その方が絶対労働生産性上がると思うんですよね。

暖房の電力も抑えられるしとってもSDGsじゃないでしょうか。

とはいえ冠婚葬祭にヒートテックで行くのは難しそうですね。

そこはまだまだTPOリテラシーが必要そうです。

絶対必要でもない手土産を、包装紙に包んでさらに紙袋に入れ「つまらないものですが」って渡すのは日本人の美徳なのか同調圧力を伴う環境破壊なのか。

世の中には複雑で難しいことがいっぱいで、ほんと息苦しいですよね。

そんな社会の息苦しさを和らげて、以後多少の無礼があっても「まぁまぁ」って仲にしてくれる飲み会の機能も捨てたもんじゃないかもな、なんてかつての年末の慌ただしさに想いを馳せたりもします。

いや、やっぱ連日連夜の忘年会はもういいかな。

そんなことを考えながら、現在ぼくは「正月だから着物」なイラストを準備しています。

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