忙しい時も笑顔で接し「ググれカス」とか言わない人に私はなりたい

いわゆる「IT系」と呼ばれる業界ではなくても、今やどんな仕事をしてようがITはもう切っても切り離せないツールなわけで、どこの業界にもいるであろう、その中でのIT担当がいまのぼくの仕事の1つです。

といってもぼくの場合は別にプログラミングスキルが必要なわけでもなければパソコンの分解や修理、サーバーの構築をやったりとか、そんなことをしてるわけでもなく、そういったことに関連する外部の業者との窓口というかパイプ役の係で、補修やメンテナンスが必要なところこに対応したり、導入した方がいいものを提案したりといった、ざっくりといえばなんとなーくフワッとその辺りの仕組みを知ってれば良いくらいの感じです。

なんならMacユーザーなぼくは、word・excel・PowerPointも怪しいくらいの勢いです。

それでも職場の皆さんからしたらぼくは「スペシャリスト」で(まさに「カッコ付き」が相応しい)ご年配の方が「大明神様〜」と猫なで声で恭しく持ってきたWindows10の、バージョンを最新までアップデートするだけで「おありがとうございます〜」と拝み倒される日々を送っています。

「ググれカス」って言葉がありますよね。

ちょっと調べればわかることを調べずに聞いてくる人に対して発する決め台詞みたいになってますが、こと現実の職場でいえば、ちょっと調べたらわかることでこんなにありがたがって貰えるなんて、考え方によったら随分美味しい話だなーと思います。

「ググれカス」はネットで何も支払わずに聴いてくる人に対してが前提の言葉なんだろうなーっておもいます。

とはいえ、恩を売りっぱなしにするのもなんだか悪代官みたいなので、ちょっとしたPCトラブルでぼくのところに質問に来られたら「うーんそうですねー」とか言いながら目の前で検索してみせて「あ、これじゃないですかね」なんて言いながら解決法が載ってるページを開いてやってみて「なおりましたね!良かったですね!」なんて感じで「こうやれば自力で解決できますよー」みたいな演出をするようにしています。

すると何人かは「あー調べればわかることだったんですねぇ」なんて言ってくれます。

「優しいなー」って思われるかもしれませんが、これがたまたまぼくが学生時代から遊んでるネットやITのことだったから良かったものの「迫るくる国際化の波に対抗するため仕事中に使用する言語は今日から英語のみにします」とか言われたら勤務評価が清水の舞台からダイブするのは今度はぼくの方なわけです。

こんなものは、トップの旗の振り方次第なわけですから、お互い様だと思ってできることはお裾分けで楽しく働きたいなと思っています。

テック系の文化って、ビジネスが絡まない部分ではシェアでフリーでラブアンドピースなところがありますよね(少なくとも外からはそう見えます)、なんかそー言うの良いなと思うんですよ。

なるべくぼくもそうありたいなと思います。

忙しい時も、なるべく笑顔で…。