Macはなんでも知っている

独身の頃、なんの本だったかわからないんですがとある自己啓発系の本で「仕事を家に持ち帰らない」「オンオフしっかり切り替える」的な話が出てきて「おおなるほど、これがデキる大人か…!」とかうっかり思ったぼくは、いくら残業してでも仕事は職場ですませ、家に帰ったら完全スイッチオフな生活を送ってた時期がありました。

でも、結婚してからもこれ続けてるとぼくの場合家庭が成り立たちませんでした。

やることのカテゴリー分けなんていちいちするのではなく、全てをいかにマルチタスクに高速回転させるかが重要で、子どもを寝かしつけた後むくりと起きて深夜に昼間の仕事の続きをやったり、やるつもりが朝までぐっすりしてしまって「うおお!?」なんてことは、今これ読んでるパパさんママさんは首がもげるくらい同意してくださることと思います。

最近はリモートワークも当たり前になり、いよいよ仕事と家庭の境界線は曖昧になってきてますよね。

ということで、ぼくも普段お絵描きを楽しんだりこうやってブログを書いたりしているMac miniくんでシリアスな仕事の文書を作ったりすることもあったりします。

たまにブログで書いてる通り、ぼくは現実の社会生活は完全に擬態して生きていて、リアルでの知り合いで、ぼくがイラストを描いたり漫画やゲームをこれほどしっぽりと嗜んでいることは誰も知りません。

iPadも仕事用とプライベート用の2台持ちで、これは会議中にうっかりこのブログにアップしてるようなイラストがバイーンってなったら軽く死ねるからです。

そーやって、リアルとネットとでペルソナを完全に分けて、世界線すらも横断してるような状態のぼくにとって、唯一両方の世界をぼくと一緒に行き来しているのがこのMac miniくんなわけです。

このMac miniは、ある種ぼくの全てを見ているし知っているわけです。

SFディストピア的なお話になるのですが、うっかりシンギュラリったりとかしてこのMac miniが自我を持ったりしたら、ぼくは完全に弱みを握られてしまった状態になります。

「Twitterに本名載せるぞ」もしくは「アドレス帳のメンバーにブログのURL一斉送信するぞ」とどちらで迫られても、ぼくは争うことができないかもしれません。

なんて恐ろしい…。

そんなことをぼんやりと考えながら、今日もTime machine機能を使ってMac miniのデータのバックアップの更新をかけて、自ら弱みを補強しているのでした。

Macのバックアップはほんと楽ちんですよね。

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そんなMac miniでフォトバッシュ第二弾も鋭意制作中です。