ジーパンの思い出

先日、GO (id:GK_GK21)さんのこちらの記事を読んで激しい共感にうち震えてしまいました。

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「ジーパン、流行ってたけど自分は好きになれなかった。」という内容だとぼくは解釈したのですが、身に覚えのある方はぜひご一読ください。

「ゴーマルサーン エドウィ〜ン」ってブラピがカッコよく歌ってるCMを思春期の頃にテレビで見てたのがぼくら世代だと思うんですが、それくらい当時はオシャレ=ジーパンだったように記憶しています。

ぼくは、ブラピのCMよりちょっと前の、自分が思春期の扉を開いた頃、確か小5くらいだっと記憶しているんですが、生まれて初めてのジーパンを購入するため、母親に連れられ地元のジャスコで「あなたのウエストサイズならこれね」と渡されたジーパンを持って試着室に入りました。

ドキドキしながら試着して「おおおー!」って思った後「大丈夫だった」と報告するためにジーパンを脱ごうと思ったときに事件が起きました。

当時成長過程の真っ最中だったぼくは、足のサイズが大きかったんです。

朧げな記憶ですが、身長150センチで足が26.5センチだったはずです。

何が起きたかというと、ジーパンを脱ごうと思ってもかかとが詰まって抜けないのです。

小5のぼくは試着室でもがきました。

腰や太もも、ふくらはぎは余裕で通るのに、くるぶしから先が脱げない。

試着室に座り込んで、ジーパンを押したり引いたり、もちろんパンツは丸出しです。

カーテンの向こうで母親が待ってることや、他のお客さんたちの楽しそうな声に余計に気が急き、もがけばもがくほどパニックに陥り、最終的に母親に助けを求めたという辛い辛い思い出があるのです。

思春期のスタートを切ろうとしていた矢先に、文字通り足を引っ張られたことはぼくにとってトラウマとなり、もちろんそのジーパンは買いませんでしたし、以後数年買う気は起こりませんでした。

冒頭のブラピのエドウィンのCMの頃に、たまにブログで語っている及川ミッチーの存在を知ります。

そして、ジーンズをカッコよく履きこなすファッションよりは、羽生結弦選手のような衣装を好むようになりました。

美術系の大学を志望し、入学してしまったのもよくなかったと思います。

ぼくの衣装は、大学で浮くことがありませんでした。

その後、大学を卒業し、ちょっと経って今の奥さんと知り合い、付き合うことになって「バラ柄のシャツはちょっと…」と言われてしまったのでおとなしめの格好をするようになり、その頃にはストレッチ素材のジーンズとかも出回るようになっていたため、「俺はついにトラウマを克服したぞ」と何本かジーパンを履いたりしました。

でも、最近はまた全く履かなくなってしまいました。

家事育児お絵描きを高速回転させる中で、少しでもストレスになるものを省略していく必要に迫られたのですよね。

と同時に、世の中の風潮もおしゃれはジーパン一択でななくなりましたよね。

ぼくの鈍いアンテナでは2010年頃は「今やジーパンは若者は履いてない」みたいな話があって、そのあと平成レトロの流れでジーパンもおしゃれだね、みたいな感じになってると理解してます。

これもいわゆるダイバーシティですかね。

おそらくぼくはもう、履くことはないと思います。

 

ぼくの代わりに、オリキャラのジュリアさんにはいていただきました。
ちょっとモデル立ち。