会議で思うこと

若い頃は、会議が面倒臭くて面倒臭くて仕方がなかったんですよ。

なんか、いつの間にか、慣れてきたなーって最近思うようになりました。

単に慣れてきただけじゃなくて、会議の必要性とか、見え方が変わってきたってのもあるかもしれません。

1つの議題に対して「同じ職場内でも立場が違えばこんなに見え方捉え方が違うのかぁ!」って思うことがよくあります。

そんなことに対して、みんなでやいややいやと盛り上がった後も、会議が終わればフレンドリーに世間話をしたりして。

世間話じゃなくって会議の感想戦を申し込んでくる人がいるとちょっと面倒ですけどね…。

なんにせよ、こーいうメリハリがあると、会議でも色々発言してみようかなーなんて気にもなり、より面倒臭さが薄れたりもします。

もちろん、根回とかロビー活動は大事だと思うんですが、なんというんでしょう、短時間で生産的な話ができるかどうかが、会議が面倒臭くならない秘訣ですよね。

こんなことが腑に落ちるようになったのは、やっぱり最近のことで、若い頃は「会議って無駄な話が多いよなー、早く自分の仕事やらせてくれよ!」とよく思ってました。

てなことを、若手に「会議って怠いですよね」って言われた時に考えたのですが、そんなタイミングでここまで書いたようなことを語っても「気持ちのわかってくれないめんどーな先輩上司」になってしまうので「まあ、必要なのは必要なんだけど、無駄な話も多いよね」とか答えてしまったのでした。

ぼくが若手だった時に思ってたことを、今の若手も思ってるってことは、会議の質が上がってないってことで、それはぼくら世代の責任かもしれません。

読むだけで済む内容はわざわざ集まってやらなくてもいいようにしたり「せっかくみんなが集まってるのだから」と話し始める人が「それは今でないとダメなのか?」と費用対効果を一旦考えてもらうシステム作りとか、そーいったことを1つづずやってって「よーし会議だ!」って若手がゲンナリすることなく会議室の扉を開けられるよう、ぼくにできることをコツコツできたらなーとか思っています。

そんなわけで、気持ちよく議論をし、議論の場以外ではフレンドリーなコミュニケーションができるような、そんな集団を作るのは、けっこうな時間と会話のキャッチボールをかさねないといけないわけで、そう考えると、やっぱり「SNSでサクッと議論」てのは、やはりとっても難しいことなのでしょうねぇ

「あ、会議室がある4階お願いします。」