時差出勤がなくなった

コロナ禍以降、ぼくの働いてる職場では感染防止対策という名目で時差出勤やら在宅勤務やらが導入されていたのですが、この度この制度の見直しが行われました。

「感染防止のための制度を拡大解釈して使っている人がいる」との物言いがでたようなのです。

はい、ぼくもその1人でした!

ここ2年ほど、ぼくはこの時差出勤制度を使って、子どもを園に送ってから出勤する生活を送っていたのです。

あ、もちろん、ぼくが時差出勤で何してたかはちゃんと報告してましたよ?

先日トイレで偉い人とばったり会いまして「おおーりとくん良いところに!ちょうど話があったのでこの後来てくれるかね?」と偉い部屋に行って丁寧に説明をしてもらいました。

同じことをしている同僚はほかにもいましたし、親の介護に使ってる方もいまいた。

一人ひとり呼んで説明されてるのかー、偉い人も大変だなぁって思いました。

美しい我が国の四角四面な風が吹いてしまったなーと思いました。

時差出勤は本当にいい制度だと思ってたんですね。

朝夕の渋滞は回避できるし、夜はどっちみち残業するから、ここ2年くらいぼくの月の残業時間は20時間くらい減ってたんです。

奥さんの負担も軽減されるし「これはとってもいい制度なので、皆さんも活用するべきだ」って言ってまわってたのが良くなかったかなぁ〜と反省しております。

でも「本来の趣旨と違うだろ!そんなガバガバの制度は許せない!」ってなっちゃう人の気持ちもわからないでもないのです。

おそらく日本国民全員がぼくみたいな性格だったらとってもファジーでゆるゆるな国になってしまうことでしょう。

いろんな性格の人がいて、それぞれの人に合う・合わないがあって、だからどんな人にも居心地のいい場所がどこかにあって、なんとなく社会が回っていく。

そんな中で組織のトップをやってる人の苦労は計り知れないだろうし、なのでぼくも、トップが決めたことに意見は言いますが反抗はしないようにしています。

それに、ちゃんと経緯を説明して「ごめんよぉ〜」と言ってくれる人の下で働けてることはありがたいことだなと思いました。

と同時に、やっぱぼくは偉い人にはなりたくないな〜って思ってしまいました。

ぼくはヒエラルキーの真ん中あたりでピーピーギャーギャー言いながら、家に帰ってお絵描き楽しみつつ人生の黄昏を迎えてきたいです。