届かなかった宅配が届いた話

Amazonで注文した商品が「配達完了の通知が来たのにウチに届かない」というちょっとした事件が起きました。

もともと、購入時は数日かかるとなっていたものが早くなったうえに「早くなりました」という通知が迷惑メールフォルダに届いていて、翌日も別の商品が届いてたりしたので、気づくのに3日くらいかかってしまったという、ぼくにとっても落ち度がある案件でした。

宅配状況を確認すると、近くの配送業者までは間違いなく届いていたので、ひとまずそちらに電話をしてみました。

「当日の配送担当者に確認するのでちょっと待ってくれ」といわれ、折り返しかかってきた電話では「届けた記憶があると申している」とのことで、詳しく状況を聞くと「それは翌日に届けていただいた別の品物ですよね?」という話で、そんなやりとりを何度か繰り返し、平日のことなので、昼間はぼくも電話に出られず、折り返し夜になってからかけると別のオペレーターさんに繋がってまた説明したりってことをしていて「2000円程の商品だったし、これはもう、この労力と電話代を考えたら買い直した方がいいのでは?」とか思い始めていた頃「別の家に届けてしまい、その家の人がもう開封しているらしい」ということが判明しました。

「返品して新しく注文し直していただくこともできる」と言われましたが、そのまま届けていただいて、そんな高級なものでもないですし、箱は開けたけど商品の梱包は開けてなかったみたいだったので、そのまま受け取らせていただきました。

開封された商品を持って家にやってきた配送担当の方が見るからにクタクタになっていて「申し訳ありませんでした、ご迷惑をおかけしました」と頭を下げる姿がメディアで取り沙汰される配送業者のブラックな労働環境のこととか、2000円程度のものを気軽にポチってる自分にもちょっと負い目を感じたりして、通知もゴミ箱に行っててうっかりしてたし、ぼく宛の商品を受け取って受け取りのサインをしたご近所さんがいるという事実に対して「あの人だろうか?」とか悶々と考えるのも嫌だな、と思ったり、いろんなことを考える機会となりました。