最近わりとハイペースで登場している「Kindle買ったのでKindle Unlimitedで読んだ本の感想を書こうシリーズ」のお話です!
今日の本は『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』です。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
- 作者: 武田友紀
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2018/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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どうやらぼくは「繊細さん」(男なので「くん」か!?)
この本で書かれる「繊細さん」というのは、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)のことで、ご自身もHSPである著者さんが使われている言葉なのだそうです。
ではHSPとは何かっていうと、さまざまな刺激に過剰に反応してしまう社会で疲れやすい人、感受性豊かな人のことだそうです。
「感受性豊か」というのは、絵を描いたりデザインが好きだったりする身としては、喉から手が出るほど欲しいステータスです。
また、若干コミュ障気味だってことも自覚があり、気になって読んでみたんですね。
「繊細さん」は厳密にはコミュ障ではないのだそうです。
「人が好きなのに人といると疲れる、周りの人が気になってしまう。」特徴があるというのです。
飲み会が好きなのに行くと疲れるぼくは「ん?もしやおれも繊細さんか?」と思ったりしながら読み進めました。
すると「次の項目に当てはまる人は繊細さん」という診断がありまして
□まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
□相手が気を悪くすると思うと断れない
□細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
□疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
などの項目が並んでるんですよ。
全部は該当しませんでしたが、ぼくは自分が「繊細さんボーダー」スレスレの位置だということが判明しました。
「繊細さん」が穏やかに社会で生きて行くためのマインドとテクニック
そういう「繊細さん」が、この気難しく閉塞感漂う、かつ流れの早い現代社会を、どうやって生きていけばいいか、自分とどう向き合えばいいか、どう他人と折り合いをつけていけばいいか、こういう時はどうしたらいいか、などが細かく書かれていました。
女性向けに書かれているのですが、アラフォー男のぼくにとっても「人生の攻略本」のように読むことができました。
「あー!ある!こういう時!!」てシーンが提示され「そういう時はこう考えましょう、こうしましょう」みたいなことが丁寧にわかりやすく書いてあるんです。
「〜したい」or「〜しなきゃ」
ここまでのお話で「自分、繊細さんかも…?」って思われた方はぜひ読んでいただきたいのでこれ以上詳しくは内容に触れないつもりなのですが、ひとつだけ書かせてください。
あるページで自分がしようと思ってることが「〜したい」なのか「〜しなきゃ」なのかを自分に問うてみましょうと書かれてました。
「〜したい」だったら自分のためにやる。
「〜しなきゃ」だったら人のためにしようとしてることだからやらなくて良いというわけです。
ぼくは「はっ!」となってしまいました。
ぼくにとって、絵は「描きたい」なのか「描かなきゃ」なのか問題です。
最近「描かなきゃ」になってる気がするんです。
絵はぼくにとって、これまでぼくの人生を支えてくれたものなんですね。
だから、描かないと自分が崩壊しそうな気がするんです。
また、ぼくが絵を描いてる事を周りの人も知っているので、挨拶がわりに「絵、描いてますか?」と聞かれるので「描いてますよ」と答えられないといけない気がしてたんです。
これはもう「描きたい」じゃなくて「描かなきゃ」なんじゃないか?って思ってしまいました。
そんなこと考えながら、改めて最近の自分の絵を見返してみたら「そりゃつまらない絵になるわな」と妙に納得してしまいました。
最近、絵が上手くなってないな、とずっと悩みだったんです。
最近は、ストレス発散で描いてブログにアップしているイラストの方が、余程活き活きしています。
愕然としたけど、新しい表現ができそうな気もする
「描かなきゃ」と思って探したテーマなわけですから、つまらない絵になるのは当然です。
もっと「描きたい」衝動にかられるようなテーマを探したいな、と思いました。
当たり前のことを思い出せたような気がして、ちょっと泣きそうになりました。
再出発の気持ちで、楽しく絵を描きたいです。