ちょっくら三重県立美術館に行きました。
パラランドって…ぼくがブログで描いて上げてる変態勇者の国の物語ではありません。
こういう、ふっと突然できた空白の時間に美術館に行くのが好きです。
エントランスホールに面白いオブジェが設置されてました。
実物見たときは「滝みたいだなぁ」って思ったのですが、こうやって写真を見て振り返るとイナズマのようにも見えますね。
階段登って滝を反対側から見てみると、外に向かって流れるような位置に置かれていました。
この枝の折れ方が外に向かってたので余計にイナズマではなく滝のように感じたことを思い出しました。
窓の外には不思議なオブジェがありました。こういう異世界感も全て楽しい。
雑誌とかで取り上げられるような美術館や、何か有名な作品が来てる企画展やってる美術館に行くのも好きですが、全くノーチェックで入る美術館も面白いです。
公立の美術館って地域にゆかりのある作家さんの作品を蒐集してたりするんですよね。
収蔵作品のラインナップとかを眺めて、美術館ごとのこだわりとかを感じるとグッと来ます。
思わぬ再開
常設展のとある部屋で、以前別の美術館の企画展で展示されてて見入ってしまったシャガールの絵と再開しました。
ご存知ない方のために補足しますと、美術館ってだいたい2つの展示をやってるんですね。
1つは何かのテーマに沿って国内外から関連する作品を借りて来て展示する「企画展」。
もう1つはその美術館が蒐集している作品を展示する「常設展」です。 (「常設」と言いながらずっと展示していると作品は照明や湿気などでダメージを受けるので定期的に展示作品は変わります)
というわけで美術品は、どこか別の美術館の企画展のために出張に出かけることがしばしばあります。
出張する作品は、その美術館の目玉作品だったりすることもあって、その作品目当てで行ったら「貸出中」ってこともあるのですが、たまたま入った旅先の美術館の常設展で見た作品に、別の美術館の企画展で再開したり、今回みたいにその逆があったりするんです。
そんなとき思わず「お、久しぶり!」ってつぶやいてしまいます。
「君、ここがホームグラウンドか!」
嬉しい再開です。
溺れる芸術家
先日、ピエール瀧さんのことについて書きました。
以後「作品に罪はあるのか」問題が熱く討論されてましたよね。
「そういえば、バスキアっていう薬中で若くして夭折した現代美術家がいたな」なんてふと思い出しました。(詳しくはウィキペディアみてください)
結構好きなんですよ。
ドラッグと定義していいのか曖昧ですが「アブサン」という薬草系のアルコール中毒だった画家とか、梅毒の罹患者だった画家は学校の教科書にもたくさん登場しますよね。
でも、作品には罪はないですよね。
彼らの作品と電グル作品の差はなんなんだろうなー?とホールの椅子に座ってぼんやり考えました。
時代
影響力
ネットの有無
…まぁ、色々あるか。
それにしても、この椅子すごいな。
継ぎ目がないから、大きな木の幹をくりぬいてるのかな?