録画していた日曜美術館を見てたんですよ。
そしたら「正倉院展」の特集してまして「あーもうそんな時期かぁ〜」なんてぼんやり眺めてたんです。
日曜美術館は毎年正倉院展をやるんですよね。
その中で守田蔵さんとおっしゃる工芸家の方が出てこられたんです。
守田さんは「撥鏤(ばちる)」と言われる超絶技巧の象牙細工を、以前正倉院展で見て感動して「自分もやってみよう」って独自のやり方で撥鏤細工をされてるんだそうです。
そんな守田さんが番組の中で当時の撥鏤作家についてこう仰られたんですよ。
「褒めてもらおうというような邪心はなかったんだと思います。だから1300年経っても人を感動させる事ができるんだと思います。」
「あー」って思いました。
ぼくがブログでアップしてるイラストって、褒めてもらいたくて描いてるものばっかりです。
ぼくのイラストは1300年後には届かないな〜とかぼんやり思ってしまいました。
それにしても「褒めてもらいたい」という承認欲求を「邪心」とはすごいですね〜。
俗世の欲求は邪であるってのは、もう宗教の領域のような気がします。
まあ、ある意味芸術やる人間はミューズに取り憑かれてしまってるところがありますから、あながち間違ってもないような気もします。
でも、褒められて売れるってのも一方で大事だと思うんですよね。
売れないと食ってけないし、食ってけないと創作活動できないですから、そうしう邪心を抱いた人たちが細々と、でも綿々と創造活動を続けていくから芸術って後世に続いていくわけですし、そういった意味ではぼくがブログでわちゃわちゃこうやって絵や創作について思いを馳せてるのも0.01ミリくらい文化に貢献しているような気もするようなしないような。
というわけで、ぼくみたいな趣味の絵描きは今後もブログを通して二進法の世界にだらりだらりと絵を垂れ流していこうと思います!
そんなぼくに共感してくださったそこのあなた!
ぼくの線画に色塗ってみませんか!?
常連の皆さんはご存知のことかと思いますが、ぼくは毎月GAMEHA.COMさんの扉絵を描かせて頂いていて、これは12月の扉絵用に今描いてるイラストなのですが、せっかく年末ですし、皆さんで一緒に盛り上がれたら楽しいんじゃないかな〜!?なんて思った次第です!
ええ、先日ブログ友達のあけみさんがされてた塗り絵企画の二番煎じでございます!
参加したらめっちゃ楽しかったので、ぼくもやりたくなったのです!
ちなみに画面に登場しているキャラは、GAMEHAのツンデレ担当「片月すなお」ちゃんです!
「大きいサイズの画像が欲しい!」「線画のレイヤーが分かれてるPSDデータが欲しい」などご要望ありましたらまた個別に対応させていただきやす!
12月1日くらいを目処にまとめさせてもらえたらなーと思っているわけですか、よければぜひ!!