先日こんな記事を書いたんですね。
『神前酔狂宴』って小説の「結婚式は茶番だってぶった切ってるところが面白い」って内容です。
実はその直後に、友人の結婚式に招待されてて「今までと結婚式に対して印象違うかな?」とか思ったのですが「やっぱ結婚式って良いなぁ〜」って心から思ったんです。
幸せそうな人たちを見てると元気でますね。
そして、久しぶりなメンツと顔合わせて、みんなかしこまった衣装なんて着ちゃって、美味しい料理食べながら昼間から(昼間の式でした)お酒飲む非現実感はなかなかによかったです。
ハレとケのギャップってやつでしょうか。
良い時間だったな〜って思いました。
そして、自分の時の結婚式を思い出したんですよ。
初心を思い出すっていうか、老け込んでてはいけないっていうか。
お見合いしたわけではないぼくは、自分で「この人!」って選んだ相手と結婚したわけで、なのに日々に追われ、子どもなんてできたらさらにバタバタで次第にモノが増え、散らかっていく家に辟易しながら「こんな時期もあったなぁ〜」って、なりかけてたな〜と思い出させてもらえました。
「結婚の約束をした相手が不治の病になる系」の映画ってあるじゃないですか。
ソースが思い出せないのですが、幸せに結婚してしまったら「その後の日常」という現実が待ってるから、どちらかが死ぬことで二人の愛を「未完」の「永遠」にしてしまうことで見る人が感動するって分析してる本を読んだことがあるんです。
最初に触れた小説の通り、結婚式の流れはテンプレート化されてて、次に何があるかわかっちゃうドラマで、最後もハッピーエンドって判ってるわけですが、だからこそ安心して脇役として参加させてもらえて、そんな終わりの後にはどこにでもある夫婦の日常が続いていくわけなんだけど、「そーいや自分にもこんなドラマ仕立てになってた結婚式がかつてあったな」なんて思い出したりして、早く帰ってヒロインに会いたいな、とか思ったりしたのでした。
というわけで「昔ウェディングドレス描いたことあったなぁ」なんて思ってHDD漁ってたら出てきた2003年に描いたイラストをアイキャッチにしてお茶を濁しときます。
「オレは結婚式なんてしない」なんて思ってたくせに、結婚式のドレスは綺麗だなーって思ってたし、ドレスが白いのが「旦那色に染めてもらうため」ってのもロマンチックだな〜って思ってたんですよね。
結局憧れてたのかな?