電話をかけることに対するハードルの高さ

最近、はっと思い出したことがありまして、スマートフォンってスマートなフォン、つまり電話なんでしたよね。

電話にいろんな機能が付いたものだったんです。

みなさん覚えてました?

ぼく忘れてました。

そんなスマホの本来の電話機能、あんまり使ってないなぁ〜って思いました。

…って話をこないだラジオ聴いてたらやってまして。

www.j-wave.co.jp

ここでの話の趣旨としましては、もっとお互いに電話をかけあって、生存を確認しあうっていうか「あなたのこと気にかけてますよ。」ともっと気軽に連絡を取り合えたら素敵ですよね、って話だったんです。

確かに、素敵なことだとぼくも思います。

でも、ぼくにはやっぱちょっとハードル高いなぁって思いました。

なんでハードル高く感じちゃうんでしょう?

友達に「げんき?」って突然LINEしたりするのは苦手じゃないんです。

何でも良いからほんの些細な、その相手のことを思い出す何かがあったときに、たとえば「出張でそっちの方に行く」とか「台風で凄いことになってる映像をテレビで見た」とか(それは些細じゃないか…)、そんな感じのにかこつけてLINEを送るんです。

ただ、そんなことを電話でやるとなったら、途端にハードル上がるなぁって思うんです。

これは、日本人の気質なんですかね?

外食産業がこんなに日本で発展してる理由のひとつに「誰かと会うときに家に招かない」ってのがありますよね。

「塀」なんてもので家を囲ったり「カーテン」で中を見えにくくしたり、とにかくお互いのプライベートを尊重します。

ぼくも、気軽に客を家に招ける家って憧れなんですが「酔っ払って同僚を家に連れてくるダメ夫」みたいなのはちゃんと本やなんやで予習してから結婚したので一度もやったことありませんし、誰かを呼ぶときは、必ず1週間以上前にお伺いを立てるようにしています。

「気軽に電話」って、なんかそれに通じるところがあるよなぁって思います。

「日本人」なんて主語を大きくしちゃうのは、コミュ障な自分を擁護するためかもしれません。

「突然相手の時間を貰わなきゃいけない」ってのも気になりますよね。

その点LINEとか、メールでも良いんですが「そちらの都合のいい時に読んでくれたらいいよ」ってスタンスでいられるのは気が楽です。

同じ理由で、ぼくはブログも気楽です。

「読みたくなかったら閉じてくださいねぇ〜」くらいで書けるので。

あと、ネットで全く別人のペルソナを被ってるってのもあるでしょうね。

ぼくなんか、仕事で同僚と同じ車に乗って移動してる時に電話がかかってきて、ハンズフリーのスピーカーにして「ジュリアちゃんペロペロ」とか言われた日には、軽く社会的に死ねます。

というわけでやっぱ、普段会わない人と気軽に電話し合うのって、たしかに素敵なコトだとはおもうんですが、ぼくは今後もLINEやメッセージ、もっと言えばブログやTwitterを使って人との繋がりをつくっていくんだろうなって思いました。

そんなぼくにはスマホをスマホって呼ぶ資格はないかもしれません。

どうしようかな?

スマートデバイスだからスマデ?

なんかスーパーみたいになりました。

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